挽歌

作詞:荒木とよひさ    作曲:平尾昌晃

『前略…
お変りありませんか
北の街でこの手紙書いています…』

海鳴りが 遠くに聴こえてる
風の音 ちぎれて泣いている
男はポツリと 飲んでいる
女は静かに 酌をする
名前もきかず ゆく先さえも
通りすがりの 人ならば
ぽつり ぽつりと つぎたすままに
ほろり ほろりと 鴎歌

『幸福ならいいんです
…この手紙… 捨てて下さい』

流行歌 ラジオで流れてる
淋しそうに 人生歌ってる
男は昔を 探してる
女は昨日を 口にする
話せばどこか ふたりは似てる
過去にはぐれた 人ならば
ぽつり ぽつりと つぶやくままに
ほろり ほろりと 鴎歌

男は誰かに 詫びている
女は誰かを 恋しがる
心の傷と 涙をかくし
そっと生きてる 人ならば
ぽつり ぽつりと ふりむくままに
ほろり ほろりと 鴎歌