楽曲

マーチングバンド

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作詞:後藤正文     作曲:後藤正文



色の褪せた絵の古ぼけたベンチとはにかむ少年
雨ざらしのまま朽ち果てたいつかの希望を掲げよう

蔑むこともなく驕ることもなく花開くヒマワリの
種にもならぬような胸の奥の秘密にささやかな光を

静まり返る夜のミュージアム
忘れられたいつかの君は笑うんだろう

ほら 誰彼となく集まった広場を過ぎるマーチングバンド
今 裸足のまま駆け出した少女にこの曲を捧げよう

静まり返る青いプールの
薄い膜に映る空に飛び込む

開け 心よ
何がやましくて
何故 悩ましいんだ 僕ら

光れ 言葉よ
それが魂だろう
闇を照らしてどこまでも行け

悲しくなったり
切なくなったり
ため息吐いたり
惨めになったり
いつかは失ういのちを思ったり
それでも僕らは息をしよう

開け 心よ
何がやましくて
何故 悩ましいんだ 僕ら

光れ 言葉よ
それが魂だろう
闇を照らしてどこまでも行け