Lyricist: 三島想平 Composer: cinema staff
どれだけ揺すっても、
溶けない水と油。
永遠の未完成。
生まれるこの気持ちを、
言葉だけでは説明できない。
雨に打たれていた。
俺たちは襟を立て、
間に合わなくても進むだけ。
その地図を捨てちまえ。
濡れた袖を絞り、
速度は落とさぬまま、
泥だらけの靴と、
かき消されていく足音。
それでも、手を取らぬ俺たち。
ただ、同じ方角を目指している。
雨に打たれていた。
俺たちは襟を立て、
間に合わなくても進むだけ。
走るだけ。
雨が上がったら、
俺たちは悲しみと、
風を追い越して、
あの虹を追いかけていく。
西南西へ。