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Siki Kudhuchi

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Lyricist: ------     Composer: ------



さてもめでたや新玉の春は心も若がえて
四方(よも)の山辺の花盛り
のどかなる代の 春を告げ来る 深山(みやま)うぐいす

夏は岩間を伝えきて 瀧(たき)つふもとに立よれば
暑さ忘れて面白や
風も涼しく 袖にかよいて 夏もよそなる 山の下かげ

秋は尾花が打ち招く 園のま垣咲く菊 花の色々めずしや
錦さらさと 思うばかりに 秋の野原 千草色めく

冬はあられの音添えて 軒端の梅の初花の色香も深く愛(め)であかん
花か雪かと 如何(いか)で見分けん 雪の降る枝に 咲くやこの花