Lyricist: 三島想平 Composer: cinema staff
例えば俺が俺じゃないとして、
お前はお前だと言いきれるのか?
砂の器を壊して、
こぼれた心を拾って集められるか?
誰かの呼ぶ声が耳鳴りに変わった。
時が止まったみたいだ。
さあ、目を覚ませ。
深い闇を俺は抜け出した。
疾風みたいに逃げ出した。
生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。
例えば世界に光が無いとして、
お前はお前を見つけられるか?
スローモーションで映った
景色のピースを数えて繋げられるか?
誰かの泣き声が地響きに変わった。
ゼロから始めよう。
さらば、最後の夜。
長い夢を俺は抜け出した。
赤い身体で逃げ出した。
飢えた獣みたいだった、俺達の目。
嵐の彼方へ踏み込み、手を伸ばし、
刺さった刃をおもいきり抜いて言った。
「俺はお前だ」
深い闇を俺は抜け出した。
疾風みたいに逃げ出した。
生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。
また会おうぜ、地図にない場所で。