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優刻の街

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Lyricist: オレジナルP     Composer: オレジナルP



夕始める街で雲に置いていかれて
思い出したようにまた独りぼっち

流れ落ちる風は僕の髪を揺らして
幸福を知る人と交差点ですれ違う

点滅しては木漏れ灯の痕
帰り路を探す空が背伸びするビルの影を連れて往く

止まった陽の窓詰めが転がる琥珀の街
このまま何処かへと、忘れてしまわれそうになって
そっと眠り行く世界の片隅で泣いてしまう

“触れるのは怖いこと”だと街明かりは言う
やがて来る夜の破片が降り注ぎ、怯える

たった独りじゃ何も出来ない
こんな弱い僕なのに
綺麗過ぎる夕空は全てを許していく

いつかの陽の幻が溺れる焼け雲の海
寂しさは遠く浅い夜へ落ちて月に変わる

おぼろげでやさしかった世界の終点は
きっとまたこの場所に帰ってくる
「だからもう泣かないで」

手を引かれ帰る、あの日見た夕陽は
今もそこで微笑んでいる