沈默

Lyricist: 秋元康    Composer: 重永亮介

目をそっと閉じれば 浮かんでくる
優しい あなたの笑顏
こんなに愛しいのに 手に屆かない
その距離が 切なくて

グラスの中のソーダ水をほら
かきまぜて 小さな泡を逃がすように
この胸の 片隅に 溶け込んだ 想い出の
ひとつひとつを逃が したい

時間の砂が さらさら落ちて
日が暮れて 人影少ないこの場所
あの頃によく來た 公園のカフェテラス
ただそばにいるだけで幸せで

あなたが居ない その現実に
戸惑った自分が ガラスに映る
もう誰か のことを ここまでは愛せない
心はうつむいたまま 沈黙


ドアが開くたびに 顏を上げる
あなた やって來るようで
遅くなってゴメンと 頬にキスして
マフラーを取り ながら

コーヒーを飲むあなたの表情
見てるのが 話すことより楽しかった
夢にまで 出るような 切なさに 言葉など
無力なものと知っていた

時間の砂が さらさら落ちて
いくつかの 季節が巡った二人は
十字路のどこかで 運命にはぐれて
それぞれが別の道歩いてる

あなたが居ない わたしは一人
そう今もそのことに慣れていない
寂しい夕暮れは 窓辺の指定席
電話もためらったまま 沈黙

時間はなにを 教えるのでしょう?
いつの日かきっと忘れるということ
悲しみの全てが 色褪せる日が來る
そう楽観的ななぐさめに

あなたが居ない あれからずっと
どんどん 思い出してし まうよ
永遠の長さを 持て餘したように
コーヒー オーダーして 沈黙