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轆轤首

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Lyricist: 瞬火     Composer: 瞬火



辿り着いた 西海の 際に
泪の玉 きらきら 舞う
不埒の果て 契りたる 男は
諍う 間も無く 影も無し

見つめられたら 直ぐに 零れてしまう
移り気な 此の身 なればこそ
抱き寄せて 繋ぎ止めて

躍れ 先の旦 巡り廻りて 彼の前夫の番
彼是 すべてを 水に 投いで 私を 肯え
千里眼 あらば 馳せて 私の許
夜な夜な 首伸ばし 迎えに来る 夢を見る

板に付いた 独り寝の 傍に 借り取りの 猫が 侍る
詮無きとて 選り屑と 縒りを
戻して 遣る 他 如くは無し

求められたら 直ぐに 蹌踉けてしまう
不身持ちの 女 だからこそ
盗らるるは 貴方の罪

躍れ 先の旦 巡り廻りて 彼の前夫の番
彼是 すべてを 水に 投いで 私を 肯え
千里眼 あらば 馳せて 私の許
夜な夜な 首伸ばし 迎えに来る 夢を見る


間抜け面した 優しい前夫
未練のあらば 兎も角 御出で

躍れ 先の旦 今や 懐かし 彼の飛頭蛮
彼此 すべてを 蜜に 化して
解ったら 疾く
審美眼 あらば 染めて 私の事
又候 過てど 奪って逃げる 男が好い

待ち草臥れて 伸びきる 首よ