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悲しみ一つも残さないで

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Lyricist: 秋田ひろむ     Composer: 秋田ひろむ



汽笛が鳴れば素っ気なく
もうこれまでと旅ゆく人
泣けば切ない、笑えば尚更
だから悲しみ一つも残さないで

家族と別れ、友と離れ
どこで暮らしても僕は僕で
そういう考えはやめておけ
生きた轍を君と呼べ

ああ大嫌い 悲しい事は
なのに僕らさよならばかり
どこにも行かないで
ずっとこの町で暮らして
歳をとって死ぬまで
笑って生きてたいよ

できればこっそり出てってくれ
悲しみ一つも残さないで

旅ゆく人は荷物も少なく
望郷、忘れ難き思い出も
始発駅に全部置いてくるから
青森駅は感傷だらけ

夢は夢だとうそぶいた
叶えてこその夢だと誰かが言った
夢を終えた奴らに耳を貸すな
君の夢なら 君が夢見ろ

ああ大嫌い 苦しい事は
なのに僕ら戦ってばかり
どこにも行かないで
ずっとこの町で暮らして
歳をとって死ぬまで
笑って生きてたいよ

できればこっそり出てってくれ
悲しみ一つも残さないで

戦う人よ傷を癒せ
道半ばで倒れる事なかれ
「命など惜しくない」と言うが
君を惜しむ人がここにいる

先は長いが終わりは早い
焦りはじめてからが始まりだ
その先の事は僕も知らない
言いたい事はこれで全部

ああ大嫌い 寂しい事は
なのに僕ら旅立ってばかり
どこにも行かないで
ずっとこの町で暮らして
歳をとって死ぬまで
笑って生きてたいよ

汽笛が鳴るから僕も行くよ
悲しみ一つも残さないで
悲しみ一つも残さないで