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リバース・デイ

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Lyricist: 渡井翔太     Composer: 渡井翔太



あらかじめ僕らに与えられたものは
片手で数え切れるほどの希望だけだった
それさえ気づかずに敗れ去った幾つもの
才能が足元で嗚咽を漏らしている
宇宙へと飛び込んだ少年は
堕落ちていく鳥たちを青い瞳で見つめている

何処までも飛べるだろう
その手を離さぬように
見えなくとも聴こえなくとも
向かうべき場所は解るんだ
愛するものが殺されて
願いは遠く叶いやしないとしても
果ての無い空に明日を描いている
リバース・デイ

吹き抜けた風にさえ 託された希望はただ
宙を舞う盲目の鳥に啄ばまれていった
それさえ僕らは気づかない振りをした
抗うことですらも雲を掴む様だった
空を掻いて手を翳した
燻った僕らの日々は
まだ微かにに光を宿している

手放した過ちが暮れゆく海を漂って
沈めずに揺れている
上空を旋回する鳥が咥えた希望を捨て去って
浮かんだそれらの違いもわからないまま
海底に呑まれて見えなくなっていく

人を愛するたび 失うものが増えて
何処まで行こうとも
後を付いて離れなかった
海へ沈む日に重ねた飛行士を
明くれば昇ると信じていた

何処までも飛べるだろう
その手を離さぬように
見えなくとも聴こえなくとも
向かうべき場所はわかるんだ
愛するものが殺されて
願いは遠く叶いやしないとしても
起死回生を願うだろう
僅かでも見える希望
何処までも飛べるだろう
再会を果たすその日まで
離れた思いの
軌道上で巡った時間の答えあわせをしよう
残された生命を君と歌っている
リバース・デイ