歌曲

Synapse and Rainbow

試聽 聽全曲

作詞:AETA     作曲:AETA



君と並んだ 伸びてく影を
追いかけ はしゃいだ 記憶切り取った

つないだ手で交わした 約束さえ
風に吹かれて 舞い散り
鈍色の空の中に 溶けてくよ

素振りもなしに 終幕告げるなら
もう一度 夢を見させて

たとえ目覚め 永遠に訪れなくても
想い出抱きしめ 眠れば怖くない

見たことのない 君の横顔に
浮かべた涙 隠せなくて

その場しのぎの 言い訳すら
見つけられない 間抜けだ 私は

風に吹かれて 冷え切った肩を
すくめて辿った いつものカフェテラス

時間通りに居る君が 挙動不審で
理由を訊くのが 怖くて
押し黙る私を避ける 君の視線

積み重ねた時間 崩れてしまうなら
このまま いっそ押し潰して

上辺だけの慰めなんて 惨めだから
シナプス繋ぎ変え 私を消して欲しい

呼び止める声も 耳塞ぎたくて
逃げ出す 臆病な私は

気づかぬふり 演じ続け
騙しきれない 場末のヒロイン

ふと口ずさむ 恋の歌
濁ったメロディー 拍手は 雨音

交差する 信号の河で二人
二度とは 交わらない影

始まりも終わりも 呼吸止まるような 切なさで
愛しい日々だけが 頭を宙ぶらり

雨上がりの虹が 冴えない空彩る そのとき
澱んだ 水溜りにだって

その光を 映し出す瞬間が やがて訪れる
涙枯れたら おやすみ

君の 幸せ願うよ