クヌースP
作詞：山本ニュー 作曲：クヌースP
今なら そう
にげだせるよ
さよなら まだ
知らぬまに
ごらんよ ほら
ローズ色に
ならんだ
花の舞い散る
苦しいなら
とびだせばいい
いいわけ
皮肉にしぼむ
秘密はもう
石のように
イコンの
色にかがやく
稲光
イヤになるほど
卑屈に
触れてくだける
不意にわかる
虹の跡を
踏みしめ
不思議と思う
不幸は
フロイトの罠で
不慣れな
にやけた顔の
憎しみ
去ればその後で
最後のドア
見つめてる
耳鳴り
さよならの音
見殺し
寒さにおびえ
見慣れた
砂漠の風景
錯乱
弱きモノたち
酔いから醒めた
死人たち
よみがえる
獅子の声が
思考の果て
白と黒が
しなだれる
芝居じみた
子宮の記憶
これは そう
恋だと
誤認の果てに
誤算を
いつしか忘れて
心で
殺しの歌を
こなごなに
こわれた街で
告白
無音のことば
無為に急ぐ
路地の先に
無残な
虫のなきがら
無言は
夢楼のまぼろし
むなしく
論破のループ
むくれて
なれたしぐさ
泣いても
夏はつづいて
涙にじむ
ナショナリズム
ナーコティック
なろうとした
ななめにかたむく
悩みを
なくした
晴れたあの日に
灰色
はじめての時は
闇の中
走ればいい
函の中
やむにやまれず
離れた
はやく忘れて