作詞:BIRUGE 作曲:BIRUGE
流れて行く雲を
僕はただ見ていた
あからさまな嘘は
やがて夜に溶けた
そして 影は消えるよ
胸を満たした道さえも
いずれ 時を刻むよ
終わりを告げるその時を
さらば
偽りなく見えた あなたの言葉を
切り取るようにしまい 生き急いだ
歪んで見える夜は 全てを飲み干して
傾き出す空に 月が満ちた
逃げる僕の指には 赤い石があった
今はもう亡くした 紅い意志があった
僕は願おう 夢見た場所へもう一度
想い描いた未来は
何処かできっと照らされる
壊れそうな言葉で
僕らはいつも眼を逸らしてた
目が醒めたなら 秘密も消えるよ
全てを照らして
偽りなき石は 気高き真実を
その内に抱いて 赤く燃えた
歪んで見える夜は ささやかな寄辺も
切り取るように奪い 沈んでいった
いたいけなあなたは 鮮やかな世界で
始まりの合図を 待ち焦がれた
駆け抜ける思考は くたびれたノイズで
誓いのキスは 既に意味を終えた
産まれてきた音に 胸は震えて
暁の中 夢は 醒めた