歌曲

紫陽花が咲く頃

試聽 聽全曲

作詞:長谷川海     作曲:長谷川海



濡れた前髪を分けて
あーあ と呟いた 夕立が嗤う
晴れた空の向こう
あーあ すぐそこで夏の匂いがする

壊れた電灯 閉まる商店街
開かずの踏切近く公園で
いつかの今日も 雨が降っていた
積み重ねた ただいま を
消したのは僕なのになあ

紫陽花が咲く頃
君の亡霊が 僕を呼んでいる
“会いたいな” この気持ちを
君のせいにして

冴えた頭が余計な ことばっか
考えて止まない
降り続く6月の 雨が止めば
忘れられたりしてさ

例えばいつかが来るとして
僕らはそれで幸せかな とか
君を案じるフリをして
僕らはそれが幸せだろ とか

かっこ悪くてため息が出る

紫陽花が咲く頃
君の亡霊を探して彷徨う
僕らのその続きは
夏に溶けてゆく

だから 紫陽花が咲く頃
君の亡霊が僕を呼んでいる
“会いたいな” この気持ちを
君のせいにして

君のせいにして