KCON 2018 JAPANとK-POP注目タイトルを一挙紹介!
K-POPをはじめとする韓流カルチャーの大規模フェスティバル「KCON 2018 JAPAN」が4月13〜15日に幕張メッセで開催された。日本では4年目となった今回は、紅白歌合戦出場も記憶に新しいTWICEや、人気オーディション番組「PRODUCE 101」から誕生したWanna Oneなどが出演。大盛況だった初日のレポートとともに、4月のK-POP注目タイトルを紹介! (テキスト:田中 宏 / 写真:© COURTESY OF CJ E&M)
韓流カルチャーの祭典 KCON
「KCON」は会場内に設けられた4つのステージと100以上のブースで、同時多発的にイベントが行なわれるコンベンション型フェスティバル。K-POPのみならず、ドラマ、コスメ、ファッション、フードなど多岐にわたる韓流カルチャーが展開され、夜には韓国Mnetの音楽番組「M COUNTDOWN」のコンサートも開催される。
会場は朝10時のオープンから行列ができるほど大盛況。金曜日だった初日は、午後から制服姿の女子高生も目立つようになり、幅広い年代の韓流ファンが足を運んでいた。場内はインスタ映えするスポットも多数あり、AKB48の参加も話題となっている「PRODUCE 101」の新シリーズを告知するバルーンも随所に飾られていた。
新しいK-POPに出会える見本市
最も規模が大きい「KCON STAGE」では、今後の活躍が期待されるアーティストのコンベンションライブが開催。なかでも2年連続の出演となったA-JAXやプンデンイは、親しみやすいトークとテンションの高いパフォーマンスで実力を存分にアピール。躍動感あるダンスで魅了したMAP6も、6月に決まった日本でのメジャーデビューに向けて勢いを感じさせた。
さらに同ステージでは、Mnetの番組「MタメBANG!」の公開収録も行なわれ、ゲストに「PRODUCE 101」出身のSAMUELとCHUNG HAが登場。韓国でも注目度急上昇中のアーティストとあって、大歓声で迎え入れられた。収録ではMCの古家正亨とのトークに加え、ダンスを披露する場面もあり、キレッキレの動きで一瞬にして観衆の心を鷲掴みにしていた。
様々な角度からK-POPを楽しむ
「TSUNAGARU STAGE」ではGUGUDANやCODE-Vなどのトークショーが行なわれ、「K・CULTURE STAGE」ではWanna Oneの振付ディレクターによる制作秘話やCHUNG HAの事務所代表による裏話が聞ける貴重な企画も。そして「DANCE ALL DAY」のステージは、その名の通り一日中踊りっぱなし。カバーダンスチームによるショーや、誰でも飛び入りで踊れるDJタイムがあり、ヒットソングがかかると自然と人が集まってコールも起きるなど大盛況。ダンスレッスンの時間には、スペシャルゲストとしてMAP6も登場した。
このほかにもイベント広場では握手会が行なわれたり、アーティストブースに突然メンバーが現れたり、常にどこかでイベントがあり、朝一番に来ても時間が足りないほど。さらにはフードエリアも期待に違わぬ韓国料理であふれ、コスメやファッション、韓国の観光案内ブースなどもあり、全身どっぷり韓流カルチャーに浸ることができた。
3日間で28組が出演
そして夜は「M COUNTDOWN」コンサート。初日の主役となったのは、やはりWanna Oneだった。重いビートが特徴的な最新ナンバー「BOOMERANG」で力強さを見せたかと思えば、「Beautiful」「I’ll Remember」とバラードでがっちりハートを掴み、最後は軽快にして高揚感あふれるデビュー作のタイトル曲「Energetic」で最高潮に盛り上げフィニッシュ。ガラリとタイプの異なる楽曲を並べながらも、そのパフォーマンスは一貫してエモーショナルで、爽やかなイケメン揃いと思って見ていると、あっと言う間にギャップに引き込まれてしまう。まさに割れんばかりの歓声を浴びながらステージだったが、それに決して負けない圧倒的なオーラをまとっていたことも印象的だった。
初日は全9組が出演。すべてには触れきれないが、現在絶賛ブレイク中のMOMOLANDは、韓国で音楽チャートを席巻した「BBoom BBoom」をハイテンションなパフォーマンスで披露。PENTAGONは個性的なステップを踏む新曲「Shine」で、観客の目を釘付けに。弱冠16際のSAMUELとI.O.I出身のCHUNG HAの「PRODUCE 101」発の2人によるコラボステージなども行なわれた。なお、2日目には2PMのウヨンやSEVENTEENら10組が、3日目にはTWICEやMONSTA Xなど9組が出演して今年のKCONは幕を閉じた。
注目アーティストが多数出演したKCONだったが、これでもまだまだほんの一部。最後にビッグタイトルが目白押しな4月のK-POP新譜を紹介しよう。
BTS(防弾少年団)
アメリカでもブレイクを果たしたBTS(防弾少年団)の日本3rdアルバム『FACE YOURSELF』は4月4日リリース。昨年リリースされたシングル『血、汗、涙』『MIC Drop/DNA/Crystal Snow』収録曲に加え、新たに「Best of Me」と「Go Go」のJapanese ver.、そして日本オリジナルの2曲を収録。ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」主題歌として書き下ろされ、そのストーリーと絶妙にリンクした「Don’t Leave Me」は、強い気持ちを感じさせる歌声と徐々に高揚していく展開に、勇気がみなぎってくるような1曲。ぜひ困難に立ち向かう前などに聴いてほしい。
出典元:You Tube(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
FTISLAND
K-POPを代表するバンドとして最前線を走り続けるFTISLANDは、4月11日に日本では8枚目となるアルバム『PLANET BONDS』をリリース。さらなる進化を誓うような気持ちが歌われたリードトラックの「Hold the moon」は、ゆったりとスケールの大きな楽曲となっているが、アルバムとしては勢いのあるラウドロックやスタイリッシュなポップチューンなど幅広い楽曲を収録。キャッチーなメロディとイ・ホンギのハスキーながら張りのある歌声は健在で、バンドとしての自信と円熟を感じさせる作品だ。
出典元:You Tube (FTISLANDofficialjp)
SHINee
6月で日本デビューから8年を迎えるSHINeeは、初のベストアルバム『SHINee THE BEST FROM NOW ON』を4月18日にリリース。昨年はジョンヒョンの急逝という受け入れがたい出来事もあったが、シングルおよびアルバムのリードトラックと、5人で紡いできた日本での軌跡を余すところなくパッケージ。日本オリジナル曲でもハイクオリティを保ってきた彼らの確かなパフォーマンスを証明する作品だ。さらに5人による新曲「From Now On」も収録。これまでの感謝とこれからの決意が歌われた、涙なくしては聴けないバラードとなっている。
出典元:You Tube(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
Apink
Apinkが4月19日にリリースする『APINK SINGLE COLLECTION』は、これまで発表してきた9枚のシングル曲と3枚のアルバムリード曲の全12曲を収録。“妖精”と称された彼女たちのキュートでポップな魅力を改めて堪能できる作品だ。ここ数年の日本におけるガールズグループのシーンを支えてきたのは、間違いなく彼女たち。チョン・ウンジの伸びやかなボーカルをはじめとする安定した実力、ファンの期待を裏切らない一貫したコンセプトは、競争の激しいK-POPの世界でも揺るがない個性として輝いている。
出典元:You Tube(J-ROCK CHANNEL)
MONSTA X
昨年日本デビューを果たし、KCONにも出演した7人組ボーイズグループのMONSTA Xは、4月25日に待望のアルバム『PIECE』をリリース。3枚のシングル曲に加え、メンバーのジュホン作曲による「Aura」含む4曲の日本オリジナル新曲も収録した本作では、力強さとセクシーさを兼ね備えた彼らの持ち味を存分に発揮。強烈なラップを軸にしながらも、随所に美しいメロディーラインを響かせるヒップホップで、1曲のなかでも硬軟両面の魅力を味わえることも特徴だ。先行配信されている日本オリジナル曲「PUZZLE」は、爽やかなメロディーに乗せて7人の固い絆を歌った胸熱な1曲。
出典元:You Tube(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)