City Explorations 城市探險
アルバム - 10 曲 |

City Explorations 城市探險

2018/08/03
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ジャズ探索華麗でグローバルな音楽のグランド・ツアー
Skylineジャズバンド、三枚目の創作アルバム【都市探索City Explorations】

バンド結成より15年、ジャンルの垣根を越えて、ジャズ、クラシック交響曲、世界の音楽を融合させた革新的創作アルバム
台湾伝統音楽・東洋・インド・アフリカ・中世ヨーロッパ・フラメンコ・タンゴ・ラテン・電子音楽・プログレッシブ・ロックなどを含む、五大州をカバーする音楽スタイル
台湾の伝統的音楽、ジャズ、クラシック音楽の精鋭と手を組み演出
グラミー賞受賞者、ボブ・ルドウィック、クレッグ・バービッジ、ミケーレ“ミキ”パチュッリによるポストプロダクションチームとクラシック界を跨ぐ巨匠、李哲藝が国境を越えて協力し、心を込めて制作
著名批評家/音楽プロデューサー 沈鴻元、蘇重、傅慶堂、黎時潮、孫秀蕙、林俊志、黃韻玲、李欣芸、黃中岳、侯志堅が、台湾音楽とジャズを融合し、新たなマイルストーンを達成したアルバムと賞賛

Skylineはこれまでに二枚のアルバムを発表し、国内外から高い評価を受けました。2016年のアジアツアーを終えると、メンバーは原点に立ち戻り、“ジャズ音楽の融合” という初心を振り返り、考えを巡らせました。そこから再び多種多様な音楽ジャンルに触れ、音楽創作の境界線と障壁を越える事を目標に、継続してジャズ音楽の創作カテゴリーを広げる努力を重ねました。

【都市探索City Explorations】は、“音楽と共に世界一周旅行”というコンセプトに基づき、実験的で新しい試みに満ちたコンセプチュアルアルバムです。文化交流と世界発信という任務を自身に課し、世界に打って出る為、これまでの殻を打ち破る大胆な試みを行いました。台湾現地の音楽に世界各地の音楽エッセンスをぶつけ、台湾の南管・北管戯曲の銅鑼と太鼓、血潮沸き立つ激しいアフリカ音楽や情熱的で奔放な南ヨーロッパのフラメンコ舞曲、ワイルドで自由奔放な南アメリカのラテン音楽のリズム、神秘的で悠遠なインド・中東の旋律、シンプルで深みのあるアジア・オリエンタルなエレメント、優雅で控えめなタンゴ、代々継承されている中欧民族の民謡など、世界五大州音楽の特色を切り取りました。更に高度な技巧のプログレッシブ・ロックと最近人気のファッショナブルなヨーロッパのチルアウト系音楽を組み合せ、華麗な音楽の冒険的アルバムとなっています。更にクラシック交響曲が加わる事で、迫力を増し、聴衆を驚かせるにふさわしい火花を散らす作品です。台湾のジャズバンドとしては非常に珍しいコンセプチュアルアルバムの企画は、台湾音楽とジャズを融合した新奇の作品であり、音楽業界に新しいマイルストーンを打ち立てます。

Skylineは世界各国の音楽要素を吸収し、各地の独特のスタイルを展開、革新的なコンセプトや技巧、特色を創作に盛り込みました。一方で、音楽を通して台湾のオリジナリティー溢れる音楽を海外に展開し、台湾のオリジナルジャズと国際ジャズ界の交流を促進し、台湾を世界の舞台に立たせました。またジャズを愛する全世界の人々に、台湾で生まれた素敵な音楽を発見してもらい、愛してもらいたいと思っています。Skylineは台湾のSkylineだけに留まるのではなく、世界のSkylineとなる事を希望しています!


曲目紹介:
1、恋々山嵐 Mountain Cloud 作曲:蘇逸哲
南管・北管戯曲の銅鑼と太鼓、そして西洋のファンク音楽が対話する楽曲。二胡と中国の横笛「梆笛」が客家のメロディーを奏で、ピアノがブルースの音階コードを融合、そこに揚琴・古箏・琵琶のサブ演奏が加わり、都会人が騒がしい所から自然に立ち返り、森に戻った際の心に響き高鳴る鼓動を表現している。

2、禅の廻廊 Arcade of Zen 作曲: 蘇逸哲
東方と西洋の文化を結合させた一曲。東洋の楽器、三味線、尺八、筝の五音音階と西洋のファンクミュージックのリズムを融合し、現代の都市空間に古代建築が混じり合い、新しい物と古い物が巧みに交錯するビジュアル、そして静と動、禅と哲学の関係性表現している。

3、生命の水 River of Eternity 作曲: 利啟正
伝統的な北インドの弦楽器シタール、擦弦楽器エスラジ、サイドフライングフルートのバーンスリー、太鼓タブラが主旋律を奏で、インド古典音楽の音楽理論に現れる旋法ラーガを基調に、継続的で変化のない低音ドローンを加え、インド音楽の音階を合わせ、1000年に渡る神秘的で悠遠なガンジス川とインドの人々の一生、苦楽や禍福を共にする関係を表現した一曲。

4、千年の遠征 Crusade of Millennium 作曲: 廖佑祥
中世の城の前で旅人が、遥か昔、中欧民族が山を越え、川を渡り、苦難多き遠征に出た栄光を追想する様を表現した一曲。伝統的な中世ヨーロッパの楽器に中欧民謡のメロディーをのせ、霧がかった明け方、出征のラッパが響く。テンポの早いギターとシンコペーションのリズムが、両軍の大戦前の緊張した不安な雰囲気を表現し、悠々たる弦楽器が荘厳な雰囲気を際立たせる。

5、草原紀行 Walk on Prairie 作曲: 蘇逸哲
アフリカのマリンバと太鼓ジャンベがオープニングを飾り、重なり合う主旋律の反復音楽がアフリカ部族の集会で歌われる民謡を表現している。アフロ・キューバン・ジャズのリズムが律動を生み出し、そこに金管五重奏と即興演奏が加わる事で、主旋律とバックグランウドミュージックが交錯し、旅人が見た狩りや追走、荒々しく走り回る感覚を表現している。

6、熱い太陽のダンス Danza del Sol 作曲: 利啟正
クラシックギターでフラミンゴをスウィープ奏法と激しいタップで演奏し、そこにペルーの木製太鼓、カホンを軽くタッピングする手法で生み出されるリズムを合わせ、指鳴らしテクニックのパルマスとアコースティック・ベースで、太陽が照りつける南欧地中海の国々にて、至る所で情熱的な男女が音楽に合わせてダンスを踊る風景を表現している。


7、日没微醺 Sunset Chill 作曲: 蘇逸哲
都市の拘束から離れ、夕方、電子音楽と情熱に満ちたスペインイビサ島の夕日が映えるビーチにやって来た。エフェクターとエフェクツペダルを通して、ソプラノサックスが柔らかい音色を奏で、躍動感にあふれた自在な電子ドラムのリズムが重なる。カジュアルでレイジーなピアノの即興演奏が、聴衆を幻想的な音楽世界に引き入れる。

8、ジャングルの秘境道 Secret Trail 作曲: 利啟正/ 蘇逸哲
異国の雰囲気を醸し出すラテンのリズム、トゥンバオにフレットレスベースを合わせ、クラシックギターとフルートの和声に、バリエーション豊かな重層的なラテンの打楽器を加え、厚みのあるユニークな音楽を奏でる。旅人が南アメリカのジャングルを探索し、そこで出会った未知の世界に対する震撼を表現している。

9、愛のチャプター Capítulo del Amor 作曲: 蘇逸哲
タンゴの魂、バンドネオンが張力に満ちたヴァイオリンとクラリネットと融合し、クラシックなグランドピアノと伝統的な低音ベースの伴奏が、時に情熱的でワイルド、時に繊細で優雅な音楽スタイルを表現している。バーにて寂しい二人の魂が通い合った時、孤独だった二人の情欲的なゲームがここに展開する。

10、夢の嵐 Dream Storm 作曲: 蘇逸哲
ヘビーメタルとジャズ・ロックの全く新しい融合を3チャプターにて構成。クラシック音楽の対位法と現代のジャズの和声技法を繊細に融合させ、スピーディーで躍動感ある交響曲に、ロックの強烈なリズムを重ね合わせている。複雑な変拍子のフレーズデザインが、奇想天外な夢の変換と驚きや喜びを彷彿とさせ、夢の中で荒れ狂う暴風が聴覚に大迫力で迫る震撼の一曲。

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    リリース日

    2018/08/03