ニューヨーク州ロングアイランド出身のプロデューサー､Saint (a.k.a.Steve Luthy)｡昨年リリースされたThe Good People(Mc- Emskeeとのユニット)としての1stアルバムでのブレイクにより､ここ日本でも一気に知名度の上がった彼だが､世界のアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンでは､以前からそのオリジナリティ溢れるプロデュース・ワークで高い評価を獲得してきた人物である｡J-Live､Asheru(The Unspoken Heard)､El Da Sensei､Wordsworthといったラップ作品～Tiome Lockhart､Vinia Mojicaといったヴォーカル作品のプロデュース・ワーク｡2004年に7 Heads傘下のUncle Junior Recordsから発表された初のソロ・アルバム｢Grown Folk Music｣では､Grap Luva(I.N.I.)､Mr.Man(Bush Babes)､Tiombe Lockhart､Vinia moijica､Reggie Watts等をゲストに迎え､ヒップホップ～ハウス・サウンドまでを縦横無尽に駆け巡る､クロスオーヴァーな一面も披露｡90年代前半～中期にかけてのNative TonguesやKRS､Rakim､3rd Bass等からの影響を公言し､シーンの90’s再評価を決定付けたと言っても過言ではない功績を残してきた｡
