台湾発シティポップバンド、Four Pensの魅力

KKBOXコラムでは、今後ブレイクが期待される、そして編集室として推していきたいアーティストを「Who’s Next」シリーズとして取り上げて行きます。 さて、その記念すべき第1弾は、台湾のアコースティックユニット、Four Pensです！Bibo（ビーボ）、Candace（キャンディス）、Sunny（サニー）の3人組。もともと台湾芸術大学の軽音楽部で一緒だった3人が先輩のバンド「星期二樂團」の影響を受けて結成。Four Pensが繰り広げる音楽の魅力はなんといってもアコースティックギターとピアニカによる和やかになでつけてくれるようなサウンドとCandaceの優しく包容力のある歌声です。最新曲の「夏季悲歌 Summer Tragedy」をはじめ、どこかノスタルジックな雰囲気も感じさせながら、メロディアスで涼やかなポップソングを繰り広げてくれます。

出典元：(YouTube：TOKYO ACOUSTIC SESSION) 2014年には日本デビュー盤となる『one day』をリリース、翌15年春に来日公演も行ない日本でもじわじわとその名が知られるようになりました。今回、メンバー3人にメールインタビューを実施、とても丁寧なコメントをいただきましたのでノーカットでお届けいたします。 ▼左より、ビーボ(Bibo)、キャンディス(Candace)、サニー(Sunny)

生年月日：1991年5月30日 パート：ギター Q：音楽活動（バンド活動）を始めたきっかけは？ ---中学生から音楽の勉強や楽曲作りを始めて、いつか人の前で歌う機会がくることを待っていました。大学の時、先輩がバンド「星期二樂團」の結成を見たきっかけで、自分も「バンドやりたい！」という強い熱意を燃えました。そして、軽音部の仲間だったキャンディス、サニーと「Four Pens」を結成しました。 Q：影響を受けたアーティストは？ ---大学受験の関係で、高校時代はあまりギターに触れることができなくなりました。ある日、帰り道のバスで、盧廣仲(クラウド・ルー)の歌を聴き、すごく惹かれました。彼のギターと演奏を聴いたことがきっかけで、再びギターを練習するようになりました。 今まで影響受けたアーティストは他にもたくさんいます。例えばジェイソン・ムラーズ、オブ・モンスターズ・アンド・メン、クラムボン、toe、來吧焙焙(Come on! BayBay!)、透明雜誌、雀斑(Freckles)など。 Q：今後の展望は？ ---2018年までにはFour Pensの1stアルバムをリリースしたいです。そして、世界中のいろいろなところでライブをやり、たくさんのミュージシャンの方々と交流したいです。 また、自主レーベル、[door cat records] も経営しています。自分の力でたくさんのいい音楽を皆さんとシェアしたいです！ Q：好きな食べ物は？ ---トウモロコシが好きです。和食も大好きです！ほかにはラーメン、丼ぶり、すし、焼き魚、、、など。 Q：音楽以外の趣味は？ ---音楽以外の趣味はバスケです。

生年月日：1989年7月9日 パート：ボーカル、パーカッション（マラカス、タンバリン） Q：音楽活動（バンド活動）を始めたきっかけは？ ---物心ついたころから、歌うことが大好きです。合唱団への参加経験以外にはピアノを習ったこともあります。大学では、軽音部の先輩バンド「星期二樂團」のパフォーマンスに心をうたれて入部しました。サニーと一緒に組んで軽音部のライブで演奏して、ビーボに声をかけてもらいバンドを結成しました。まさかバンドのボーカルになって、日本でライブをやることになるとは夢にも思わなかったです。 Q：影響を受けたアーティストは？ ---バンド活動を始まる前にはよく梁靜茹(フィッシュ・リョン)、黃湘怡(ステラ・ホァン)、戴佩妮(ペニー・ダイ)、陶喆(デビッド・タオ)、周杰倫(ジェイ・チョウ)を聴いていました。台中の大学に行った時、友達のオススメで何欣穗(シャシャ・ホー)、自然捲(ナチュラルQ)、雀斑(Freckles)などで、初めてバンドという音楽のスタイルを知りました。ちょうどその頃、盧廣仲(クラウド・ルー)と陳綺貞(チアー・チェン)が大学で行った演奏を見て、ステージ上でのオーラが凄く印象に残りました。自分も「歌いたい！」という感情が芽生えました。その後、台湾芸術大学に転校して、先輩たちの「星期二樂團」に深い影響を受けました。本当に大好きでした。あとは魏如萱(Waa Wei)、徐佳瑩(ララ・スー)、張震嶽(チャン・チェンユエ)、カーディガンズ、The xx、stars、Daughter、トクマル・シューゴも好きです。 そして最近は、ボンベイ・バイシクル・クラブとルーシー・ローズが好きです。また、当時無名の私たちを日本の皆さんにオススメしてくれたライブハウス「月見ル君想フ」オーナーの寺尾さんと日本で所属レーベルのオーナーなおきさん。彼らの信頼がなかったら、今の「Four Pens」もいないと思います。 Q：今後の展望は？ ---いろんなところで生活してみたいしライブをやりたいです。音楽を通じて、世界を楽しみたいです。 Q：好きな食べ物は？ ---チーズ、焼き物、餅が入っている食べ物、フルーツと台湾式ふりかけが好きです。 Q：音楽以外の趣味は？ ---晴れの日が好きです。自転車を乗るのが好きで、スポーツは球類（バスケ、バトミントン、バレーボール）が好きですが、最近はあまり遊ぶ機会がないですね。

生年月日：1991年6月29日 パート：キーボード、ピアニカ、ビブラフォン(鉄琴) Q：音楽活動（バンド活動）を始めたきっかけは？ ---小学校のとき華楽団に参加し、ピアノも少し勉強しました。高校に入ってギターを習い始めて、部活の先輩・後輩と一緒に音楽を楽しむ時間を過ごしました。「Four Pens」のメンバーは、全員台湾芸術大学の学生で、軽音部で知り合いました。ビーボに声かけてもらってバンドを結成、同時にピアニカを始めました。 Q：影響を受けたアーティストは？ ---高校時代はずっと陳綺貞(チアー・チェン)、蘇打綠(ソーダグリーン)、孫燕姿(スン・イェンツー)を聴いていました。「Four Pens」の楽曲は大学軽音部の先輩「星期二樂團」に影響を受けています。ほかには、鄭宜農(イーノ・チェン)、EasyShen、TizzyBac、來吧焙焙(Come on! BayBay!)も好きです。日本にワーキングホリデーに来た時、神戸で「三田村管打団？」の森本アリさんと知り合って、影響を受けました。私が知ってる人の中で一番、音楽の楽しさを生活で表現する方です。森本さんからはたくさんのチャンスを与えられて、励まされました。 Q：今後の展望は？ ---自由で真面目なライフスタイル。アルバムも作りたいと思います。 Q：好きな食べ物は？ 鍋が好きです！麻辣鍋、チーズ鍋、牛乳鍋、台湾のオリジナル火鍋など、全て大好きです。そして台湾式朝食の定番・豆乳、卵巻きクレープ、ほかにはパンが好きです。神戸ではパンがすごく美味しかった印象があります。今までで一番お気に入りの日本のお土産は、三重県の長〜い餅「安永餅」です。 Q：音楽以外の趣味は？ ---日本ドラマ鑑賞と散歩です。

出典元：(YouTube：weareFourPens) 2016年10月にアナログ7インチでリリースされたラブソング。エレクトリックピアノやシンセが印象的で、今までのフォーキー路線とは異なる新たな魅力が加わり、今後がなお一層楽しみです。 Four Pensのメールインタビューいかがでしたか？ プレイリスト最後には、各メンバーが影響を受けたバンドとして名前を挙げていた大学の先輩バンド、「星期二樂團」の楽曲も追加しています。