「助手席DJ」がこの夏のドライブを変える(かもしれない)

「助手席DJ」がこの夏のドライブを変える(かもしれない)
濱安紹子
濱安紹子
旅行やレジャー、夏フェスなど楽しいイベントが盛りだくさんのサマーシーズン。遠出でドライブする機会が増えてくる時期だと思いますが、そんな時、ドライブ中のBGMってどうしてますか? もしいつも適当にラジオを流してたり、人任せにしちゃってたりするんだとしたら勿体ない! なぜなら、イベントの盛り上がりを左右する重要なポイントのひとつに、車内BGMが挙げられると言っても過言ではないんですから。 そして特に、車内の雰囲気を最もコントロールしやすい最強ポジションが助手席なんです。カーステレオに近く、ドライバーや同乗者の様子を見ながら臨機応変にBGMを流すことができる。そう、この場所に座った人こそが、状況に応じて車内のテンションを盛り上げるという、さながらDJのような役目を担うキーマンになるわけです。この記事では、目的別に車内BGMのヒントをご紹介! 「助手席DJ」の役を買って出ることで、ドライブは盛り上がるし、あなたの株もグッと上がることでしょう。
寝かせるものか…!長距離ドライブ編
運転する人が寝ちゃダメなのは言わずもがなですが、同乗者が全員寝てしまう、これはドライバーにとって悲劇以外の何ものでもありません。たとえ「みんな、眠くなったら寝ていいよ」って言える優しさを持ったドライバーだったとしても、本心はきっと違うはず。だったら寝ない&寝かせないような激しめの曲を用意しておきましょう。定説ですが、アップテンポで激しい曲が眠気防止につながることは確か。1分間に100前後のテンポのものを選ぶと良いらしいです。オススメは王道ハードロック系。ヘッドバンキングなんてし始めちゃったら居眠りどころじゃなくなるはず。まずは、あなた自身が率先して一心不乱に頭を振りましょう。首が疲れてきたら、リズムに合わせて体を動かしたくなるダンスミュージック系もオススメです。
出典元:(YouTube:Guns N' Roses - Welcome To The Jungle)
出典元:(YouTube:RUN-DMC - Walk This Way)
同乗者との距離を縮めたい!みんなでシンガロング編
はじめに、同乗者の方々の年代をチェックしましょう。もしみんな同世代ならラッキー! 青春を謳歌した時代のヒットコンピを流せば、間違いなくカラオケ大会が勝手に始まるはずです。また、極端に年代が変わらなければ、みんながこぞってCDを買ったりレンタルしていた時代、90年代や80年代のものをチョイスすると間違いなし。同乗者の方々に「昔カラオケでよく歌ってた」とか「実家にCDあるよ」なんて言わせられたらしめたもの。あなたが恥ずかしがらずに先陣切って熱唱すれば、周囲からは自然とシンガロングが巻き起こるはず。車内は即席カラオケに早変わりし、友情はより深まることでしょう。
様々なジャンルの音楽好きが集まっちゃった…!編
このパターンって何掛けていいかすごく悩みますよね。様々な音楽的嗜好を持った同乗者がいる、もしくは皆どんな音楽が好きなのかよく分からない……でも全員音楽好きみたいだし外したくない! そんな場合はオールジャンルのコンピがぴったりなんですが、ヒッツ系以外でオススメしたいのがフェス・コンピです。有名フェスに出るアーティストが披露するのって大概は有名曲ばかりだし、ジャンルも年代もバラバラで聴いてて飽きない。もし車内にフェスラバーがいた場合、興奮気味で音楽トークをおっぱじめ、勝手に盛り上がってくれることでしょう。特にオススメするのは、今年20周年を記念してリリースされたFUJI ROCKの2枚組コンピ。
流行りモノをちゃんと押さえてるって思われたい!編
特にこだわりとかないけど、とりあえず今流行っている曲をまとめてかけて「おお、ちゃんと新曲もチェックしてるんだね」って思われたいあなた。……手前味噌でごめんなさい! こういう時はやっぱKKBOXの「新曲ランキング」シリーズじゃないでしょうか。邦楽・洋楽の新譜はもちろん、その他のジャンル、そしてアジアの国別ランキングもプレイリストになっているので飽きません。家族旅行のドライブにもOK! 「今こんな曲が流行ってるんだ」「マレーシアの曲って意外といいわね」といった話のタネにもなるはずです。
助手席DJの心得
と、色々ご紹介してきて何なんですが、ドライバーに気を使うことも忘れずに! フェイバリットCD、定番のプレイリストを用意している上級者ドライバーもいることでしょうから、そういう時は尊重してあげましょう。ドライバーが機嫌を損ねてしまったら、楽しい旅は続けられないからです。ただ、長距離ドライブになると中弛みしてくるので、そんな時は助手席DJの出番がそろそろだと思ってください。もちろん、曲をセットする前に許可を得る一言を忘れずに。当日DJがバッティングする可能性もあるので、助手席に座ってDJをやる旨を事前に伝えておくのがスマートです。そしてスマホで再生する場合は、トランスミッターを忘れずに! CDを掛けたい場合は、カーオーディオで再生できるかどうかを事前確認しましょう。あと、もしドライブ中に自分の掛けた曲が意外と刺さらなかった場合、そっと曲を変えるのものアリですが、やりすぎると節操のない人間だと思われるので要注意! 楽しい旅は素敵なBGMから。同乗者のテンションを上げるのも下げるのもDJの力量。ドライブのお誘いがきたら、自分の腕を試しセンスをアピールするチャンスだと思うってください。そして慣れてきたら、徐々に自分の好きな音楽を掛けていくのもアリです。「え、こういうの聴くの? いい趣味してるね」とか、「これいいね! 誰の曲?」なんて言われた日には、DJ冥利に尽きますよね。
濱安紹子
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