チェッカーズ、デビュー30周年！

総合特集邦楽

森朋之

2014/1/1

'80年代を中心に大ブームを巻き起こした伝説のバンド、チェッカーズのデビュー30周年を記念したアニバーサリー企画がスタートした。2013年12月18日（水）から2014年2月5日にかけて、ライブツアーDVD、ミュージックックリップ集、バックステージDVDなど全20タイトルが特別価格で再発。また12月27日（金）18時から翌28日24時まで30時間に渡って、DVDの映像がオンエアされたことも大きな話題を集めた。チェッカーズは’83年にシングル「ギザギザハートの子守唄」でデビュー。「涙のリクエスト」（‘84年）のヒットをきっかけにブレイクした後は、一気に国民的なスターへと登りつめた。メインボーカリスト・藤井郁弥（藤井フミヤ）のキュートな存在感、個性的なファッション、ヘアスタイルなどによってデビューからしばらくはアイドル的な立ち位置だった彼らだが、メンバーが作詞作曲を手がけたシングル「NANA」（’86年）以降、ミュージシャン／ソングライターとしての才能を徐々に発揮。「I　Love　you,SAYONARA」（‘87年／作詞：藤井郁弥／作曲：大土井裕二）、「WANDERER」（’87年／作詞：藤井郁弥／作曲：鶴久政治）、「Blue　Rain」（‘87年／作詞：藤井郁弥／作曲：藤井尚之）といったオリジナル楽曲を次々と発表、アーティストとしても高い評価を得る。バンドは’92年に解散したが、彼らが残した楽曲が多くの音楽ファンに親しまれているのは周知の通り。デビュー30周年のアニバーサリー企画によって、チェッカーズの多彩な魅力が改めて認識されることになりそうだ。