「戦後70年」に込めた思い
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「戦後70年」に込めた思い

2016-08-26
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世代を超えたミュージシャンたちが「戦後70年」という大きなテーマに向き合ったスペシャルな楽曲が、11月25日よりKKBOXで独占解禁される。

「70(ナナゼロ)」というタイトルのこの楽曲は12分におよぶ組曲形式のナンバーで、4人のボーカリストたちがかわるがわる歌っていき、最後にはその声と言葉がぶつかり合いならも融け合うという大きなスケール感を持ったナンバーだ。ボーカリストとして参加したのは、大木伸夫(ACIDMAN)、黒木渚、ホリエアツシ(ストレイテナー)、桐嶋ノドカの4人。作曲とキーボードは小林武史が務めている。

この曲が披露されたのは10月1日、“唯一無二の声を持つボーカリストと鍵盤の共演”というコンセプトで開催されたライブイベント「InterFM897開局記念〜 897 Sessions 〜」でのこと。この日のステージは、各アーティストのライブと、最後のスペシャルセッションという構成で展開。黒木渚はアコースティックギターと鍵盤のみの演奏で、ニューアルバム『自由律』収録の「アーモンド」など5曲を披露。大木伸夫はギター1本の弾き語りスタイルで、アコースティックアルバム『Second line & Acoustic collectionII』収録の「リピート」などを熱く歌い上げた。ホリエアツシはストレイテナーのギタリスト大山純と共に登場し、「SIX DAY WONDER」「シンクロ」などを息のあった2本のギターで披露。それぞれがアコースティックのスタイルで、ミュージシャンシップを見せてくれた。

そして最後には、小林武史とそれぞれのアーティストによるセッションが繰り広げられた。桐嶋ノドカは小林武史プロデュースのシングル「柔らかな物体」を、黒木渚はエモーショナルな「骨」を、大木伸夫はACIDMANの代表曲「ALMA」を歌い上げる。そして、ホリエアツシは戦後70年という節目の年をテーマにした「NO ~命の跡に咲いた花~」を披露。そうして、ラストに全員集まってサプライズ的に披露されたのが、「70(ナナゼロ)」だった。

小林武史は、この曲について「10分を超える組曲になることは最初からイメージしていました。戦後70年という節目に、世代の違うミュージシャンが集まってどういう思いを抱くか。その思いがどう繋がっていくか。楽曲の制作は、それを探る実験でもありました。多様な個性が混ざり合っていくということを表現できたのではないかと思います」とコメントしている。

それぞれのアーティストが戦後70年という節目の年に、どんな言葉を綴ったのか。それぞれの想いがどういう形で1曲に昇華されたのか。ぜひ聴いてみてほしい。

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    最終更新

    2016-08-26