斉藤貴弘(弁護士)が100年後に残したい音楽:897Selectors#13

斉藤貴弘(弁護士)が100年後に残したい音楽:897Selectors#13

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897 Selectors
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プレイリスト紹介

「KKBOX presents 897 Selectors」第13回目の放送はいかがでしたか?風営法の改正や著作権など法律の側面から音楽に関わってきた斉藤貴弘弁護士。
今までとは全く違う司法の観点から「これまで」「現在」「これから」の音楽シーン・カルチャーを切り取って頂きました。「"リアルな体験"はダウンロード出来ない」という言葉がとても印象的でしたね。斉藤さんの活動の根底には"音楽が好き"という想いがベースとなっており、より良い音楽シーン・カルチャーを形成していくために活動を続ける斉藤さんの今後も注目です!

【TALK MEMO】
M1. Held Apart / Arca
M2. Thievery / Arca
ベネズエラ出身のエレクトリック・ミュージックのプロデューサー。斉藤さんは、彼の1stアルバムのレビューを書くなど、近年で一番良く聴いているとのこと。

〜音楽体験〜
M3. This Is Not America / David Bowie and Pat Metheny Group
小学生の頃からDavid BowieとPat Methenyが好きだという斉藤さん。とりわけDavid Bowieは様々な人とコラボレーションをしており、彼を通じて色々なアーティストに出会えるのが楽しいと語った。

M4. The Weight of My Words (Four Tet Remix) / King of Convenience
この番組を聴いた時にOPがFour Tetだったので、久しぶりに聴いてみたとのこと。高校卒業後、フリーターをしながらバンド活動していたが、その夢を諦め弁護士を目指した時に良く聴いていたそう。

〜影響を受けた音楽〜
M5. Ball’r (Madonna-Free Zone) / Terre Thaemlitz
弁護士の側面から音楽に関わりたいと漠然と考えていた斉藤さん。そんな中、3〜4年前に大阪でクラブの一斉摘発が始まり、クラブやライブハウスが抱える騒音や飲酒のトラブルを上手く解決しながらも、風営法を改正しなければといけないと立ち上がった。色々な業界を取りまとめて行政に改正の要望を提出。活動が実を結び晴れて昨年6月に風営法は改正された。この楽曲を選んだ理由として、斉藤さんが司法修習で札幌にいた時に、クラブ体験をした想い出の曲だからと語った。

M6. Puerto De Santa Maria / Josephine Foster And The Victor Herrero Band
司法試験の勉強中に、お金がなかったのでロサンゼルスのネットラジオ局のdublab.comをよく聴いており、メンタル面で大変お世話になったそう。恩返しの気持ちを込めて日本ブランチdublab.jpを立ち上げ、サポートしている。日本ブランチでのライブ一回目をしてくれたのがこのアーティストだった。

〜100年後も誰かの心に残っていてほしい曲〜
M7. Owari no kisetsu / Rei Harakami
惜しまれながらも2011年に亡くなったRei Harakami。しかし彼の音楽は多くの人に受け継がれており、とりわけ水曜日のカンパネラやceroなど20代の若いアーティストたちが彼の再発CDのライナーを書くなど、大きな影響力を今でも与えている。さらに、影響を受けた彼らは単純にRei Harakamiのマネをするのではなく自分なりに消化・昇華している。著作権の観点から言うと、アーティストが亡くなったりトラブルに巻き込まれ作品がお蔵入りになってしまうケースがあり、権利処理をしないと良い作品が世にでることなく埋もれてしまう。そうならないために斉藤さんはクリエイティブ・コモンズなどの活動を通してケアをしていきたいと語った。

M8. つぎの夜へ(Live@Liquid Room)/ ゆらゆら帝国
ゆらゆら帝国も100年後に絶対残っていると語ったうえで、今回ライブテイクを選んだ理由として「LIQUID ROOMのような、新しい音楽を産み出す文化装置のような場所は100年後も残していかなければならない」と話し、「インターネットの世界が広がる中で、ライブのような世界も大事。"リアルな体験"はダウンロード出来ない」と訴えた。ライブハウスやクラブはその街の経済効果を高めるだけでなく、新しいカルチャーも育てる。法律もそれを妨げないように時代によって変えていく必要性を唱えた。

〜今後の活動について〜
M9. canto ostinato audio visual / InnerAct
クラブカルチャーの今後と理想について斉藤さんは、「時代とともにクラブから続々と新しいカルチャーが生まれる仕組みを作りたい」と語り、今年6月から改正風営法が施行されるが、法律の側面だけではなく改正後にどういうクラブシーン・マーケットを築いていくのかが重要だと話した。オランダで開催されているアートフェスを2年前から東京・神戸で開催しており、斉藤さんは運営に携わっているのだが、このInnerActはオランダから招聘したアーティストとのこと。天王洲の巨大な倉庫でパフォーマンスをしてもらうなど、新たな音楽シーン・カルチャーを作る一つのカタチとして彼を選曲した。


『KKBOX presents 897 Selectors』
every sun. 20:00~21:00 on InterFM897

<Message for All Music Lovers>
私たちのまわりにある、ありとあらゆる分野で刺激を与え、彩を添えてくれているモノ、コト。
そして、そのモノ、コトを発信するクリエーターたちには、人生に寄り添ってきた大切な「音楽」があります。
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人々を魅了するクリエーターたちが、大切な曲との出逢いやその影響を自らが語り、
音楽と共にお届けする1時間。