有名人のオークション出品物
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有名人のオークション出品物

2016-02-25
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ミュージシャンの私物オークションと聞くと、自身が使った楽器などを出品するチャリティオークションを想像する人が多いと思うが、実はこれ以外にも興味深いアイテムが出品されるケースが多い。この記事ではそういった意外な出品物を紹介していきたいと思う。

エリック・クラプトンは過去に、自身の所有するドラッグ更正診療所のために50本以上ものギターを出品。その中には名器ブラッキー(1956年製のフェンダー・ストラトキャスター)も含まれており、日本円で3億円近い収益を記録した。またプレイヤーではないが、ハッピー・マンデーズのベズが使用したマラカスもチャリティ出品され、こちらは日本円で約25万円にて落札されている。

楽器に次いで多いのが、アーティストの未公開写真や直筆アイテム。1980年代初頭に撮影され現在まで未公開だったデヴィッド・ボウイの写真、ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスが学生時代に書いた手書きの詩、ニルヴァーナの手書きセットリストなどファンなら喉から手が出るほど欲しいものばかりだが、中にはアーティスト本人が思いもしなかったような恥ずかしい代物が出品されてしまうケースもある。数年前にはガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが前妻エリンに送ったラブレターの数々がオークションに出品され、大きな話題を集めた。また、結婚式のビデオや結婚証明書の写し、さらには家庭内暴力事件の事情聴取書の写しなども出品物に含まれており、すでに離婚しているとはいえ何とも……。当のアクセル本人はできればそっとしてほしかったことだろう。

このほかにも、アーティスト自身が身につけた衣装や私服、装飾品が出品されるケースも多い。中でも驚きなのがアーティストの“毛髪”だ。以前、カート・コバーンやジミ・ヘンドリクスの髪を使った「お守り/魔除け」が出品され大反響を呼んだが、つい先日にはジョン・レノンの毛髪が日本円で約400万円にて落札されたばかり。これは毛髪の束の落札金額としては史上最高額とのことだ。

アーティストの私物を欲しいと思うのがファン心理。こういった出品物がいつ頃のものなのか、彼らの音楽を聴きながら想像してみるのも面白いのではないだろうか。

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    最終更新

    2016-02-25