作詞:甲斐よしひろ 作曲:甲斐よしひろ
波止場の片隅に腰かけて一人待ってる
船で遠くへ行っちまった人を待ってる
夜明けの海で行きかう船を見てる
引いてはよせる潮騒のブルースを聞いてる
かもめが潮時だよとかすかに笑って
さみしい日々俺らの肩をかすめていった
さよならは零時の離鐘の響きだった
いつかの熱いぬくもりのさめる前だった
別れのテープが鮮やかに波間のちぎれてく
愛の行方もうたかたの霧笛に消えてく
すすり鳴く離鐘の音が今でも響いて
別れの日々俺らの肩をかすめていった
後姿ふりきった時涙がこぼれた
だからきっとあの人は恋人だった
波止場の片隅に腰かけて一人待ってる
船で遠くへ行っちまった人を待ってる