楽曲

ユニコーンのツノ

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作詞:太志     作曲:太志



なぎ倒してくような風だった
身をかがめればかがめるほど
強く握りしめた大切が
潰れてゆくような

感情は味わい尽くした時
消えていってくれると聞いた
何事もなかったように生きて
見せてる僕らで

逃れ 逃れ
それはひどく乱暴な光で
未来を突き刺した

鉄の意思なんかよりも
柔らかい心が欲しかった
まっすぐだと折れてしまうこと
わかっていたはずなのに 僕は

実らず四月焦がし
売り飛ばす栄光行きのバス
罪と罰
厭わず泥被っては放浪
黙って輝く月と蓮
八月思い出がかじかむ
青けりゃ青いほど
空の色ってもんと
心ってやつの静かなやり取り

思い出した
いつか目を瞑ったまま
描いた景色だ

背中合わせの石像が
一匹の蝶のように見えた
どこへ飛ぶでもなくただそこで
夢を見続けるような

鉄の意思なんかよりも
柔らかい心が欲しかった
まっすぐだと折れてしまうこと
わかっていたはずの君に

失くさなくたっていいよ
言葉に詰まる人間らしさを
失敗だらけの日々だってほら
雨音に包まれながら

手を繋ぎたくて人と人は
二本足で立つようになったの?