作詞:喜多條忠 作曲:宮下健治
赤い茶碗に飯よそい
白い小皿に魚少し
外は吹雪いてあん人はあゝ
あん人は来ない
雪に松葉の足跡は
あたしみたいな雪雀
撒き餌もらえばチュンチュン鳴いて
どこの軒場で どこの軒場で 添い寝やら
離れ瞽女なら銭やろか
波の音なら銭やらぬ
甘い顔してあん人はあゝ
あん人は酷い
どうせだまされ雀なら
お酒飲もうか雪雀
飲んで飲まれりゃあん人いらぬ
胸の芯まで 胸の芯まで 熱くなる
根雪溶ければ春が来る
飛んでお行きよ雪雀
籠の鳥には詮ない望み
羽のある女 羽のある女 憎くなる