ミドリカワ書房
作詞：緑川 伸一 作曲：緑川 伸一
彼の実家にやって来た
立派な門構え
ご両親は温かく 私を迎えてくれた
和やかな食事 だけど箸は進まない
「遠慮しないでね」
と言うお母さんに
笑顔で頭を下げる
見た目は女でも私
ほんとは男だから
この場にいちゃ駄目な存在
なんだと思うわ
帰りの車の中で 私は決意した
この恋はもうおしまい
終わらせなくちゃいけない
サイドブレーキ 引いた彼の横顔
あんまり見てると
泣いちゃいそうだから
慌ててドアを開けた
心は女でも私 ほんとは男だから
本気になっちゃいけないの
わかっていたじゃない
愛は体に宿るものなのかな
愛は心に宿るものなのかな
ううん 誰が悪いんじゃない
笑わなくちゃ
泣いちゃダメ お化粧が崩れちゃう
心は女でも私 ほんとは男だから
本気になっちゃいけないの
わかっていたじゃない
馬鹿だね私
見た目は女でも私
ほんとは男なのに
ありがとう
こんな私を好きになってくれて
ありがとう さようなら
ありがとう さようなら
さようなら
さようなら