作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
生後間もない詩を引き連れ
桑の枝に旋律を括り付け
制服の丈に似合わない
言葉らを鞄に忍ばせて
カシオピア係留所の灯りの下
逃れられない君の影の常に逆に
進むべき光
生まれながらに記されてた
足元にある宇宙の影絵
カシオピア係留所の灯りの下
秘めた意志 急かす未知
受け取って手渡すこと
身を焦がした
この好奇心が身を滅ぼすと
知ったとしても
消えたりしなくて どうせ灰になるなら
いっそ書きとめて
深く沈める 冷たくなる
胸の奥の方 胸の奥の方
この世にあるほとんどのものが
成し遂げた奴らの血の跡としたら
この痛みだけは彼らと似ている
躊躇せず それを書き足せ
その痛みは共通言語だ
夜空を塞ぐ星座に睨まれて
大きなものの一部だと悟った
だけど迷い、選ぶ意志は
自分の中にあると知って
カシオピア係留所の灯りの下
届かないならそれでいい
果たせないことが辛いよ
願うことも吹き消したとき 訪れた闇
でも本当は
消えたりしなくて どうせ灰になるなら
いっそ書きとめて
深く沈める 冷たくなる
胸の奥の方 胸の奥の方
長い旅路 多くの涙と
苦悩の果てに やっと見つけた
原型も時に 容易く盗まれて
痛てえと笑い それを書き足せ
その痛みは共通言語だ
それはまだ空が語る以前の
願い達が残した書置き
痛みの堆積が歴史だ
それが僕らの最初の武器
カシオピア係留所の灯りの下
息を止めないで どうせ灰になるなら
いっそ燃やして
駆動する鼓動 残さず遺す
胸の奥の方 胸の奥の方
この世にあるほとんどのものが
成し遂げた奴らの血の跡としたら
それに立つこの言葉は
過去の誰とも違う
自惚れて それを書き足せ
その痛みは共通言語だ