歌曲

時計塔のうた (feat. KAITO)

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作詞:篁惺     作曲:篁惺


時計塔のうた
作詞:篁惺
作曲:篁惺
編曲:篁惺
唄:KAITO

契約(はじまり)の言葉(じゅもん)は不思議なコトバ
理由なく存在していたガラクタに
心を宿したのは ひとつの祈り
ひとつの単純な願い

瓦礫に咲いた小さな花
大地に繋がれて
大空見上げ 何を今想う

まもなく終わる世界のもと
一番高い空の下から探してた
ここには存在しない 確かなものを
空と海の狭間を掻き分けて
世界が今日を忘れてゆくよ
終わりを告げる鐘が 鳴り響く

歯車の中でそのこえを待つ
不条理を胸に抱き明日(ゆめ)を棄てて
散りゆく花の無常よ
すべては さだめ ことわり

荒野に射した月の光
闇夜に繋がれて
廃墟見下ろし 何を今願う

語り継がれたこのうたの
誰も知り得ない 時代に殺(かく)された約束
果たされるその日まで見る夢に描く優しい終焉
このこえがいつまでも満ち溢れるように
繰り返し深化する ときのうた

まもなく終わる世界のもと
一番高いこの空の向こうへ鳴り響け
たとえすべて失うことになっても 恐れない

過ぎ去る記憶の一面に咲き こぼれる輪廻の鐘は
追い続ける度に 想い求めるうちに
離れてゆく事も知っていたけど
世界を願う人々の喜びも
終わりゆくものの悲しみも

夜明けを告げる時と成れ
未来(あす)の光に変えてゆけ