歌曲

キャッチボールをしようよ -reminiscence- (feat. IA)

試聽 聽全曲

作詞:BIRUGE     作曲:BIRUGE


ひさしぶりに通った公園で見つけた
こんなに小さかったかな、
少年野球のボール

少し臆病な僕にこの場所で
君はキャッチボールを教えてくれたね

大事なことならまだちゃんと覚えているよ
ヒジをしっかり上げて、
まっすぐ足を踏み出すんだよね

キャッチボールをしようよ
ふたりで日が暮れるまで
春の公園はあまりに
静かすぎてとても寂しいよ
僕をおいていかないで

スニーカーのかかとで描いたホームベース
消えてもまたかけばいいと思えた日は遠く

少し肌寒い春の夕暮れ
草むらでふたり、探したボール

憧れの選手のこと、まだ覚えているよ
君はいろんなすごい記録
嬉しそうに話してくれたね

ベーブ・ルースに会えましたか
僕はまだ当分、先かな
空に投げるこのボールを受け取ったら
サインをもらっておいて
もしも届くのなら

君の言葉を僕は形にできてるかな
まっすぐ足を踏み出したら、
胸を張って投げるんだよね

電灯の明かりがついたよ
そろそろサヨナラしなくちゃ
残像が一瞬、ゆれて
薄暗い空へ消えていった

「キャッチボールをしようよ」
もうただのひとりごとだけど
夜の公園はあまりに静かすぎて
こころ、奥深く
ボールの落ちる音がする

優しく落ちる音がする