2020年「サブスク解禁」アーティストまとめ

2020年「サブスク解禁」アーティストまとめ
KKBOX編集室
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コロナ禍でおうち時間が多くなった2020年、様々なジャンルのアーティストがサブスクリプションによる音楽ストリーミング配信が「解禁」されました。

今回は「大型アーティスト編」「70年代-80年代のアイドル&ポップスアーティスト編」「伝説のアニメソング編」「人気声優編」の4つに分けて振り返ってみたいと思います。


大型アーティスト編

米津玄師


出典元:YouTube(米津玄師)


米津玄師が2020年8月にリリースしたアルバム『STRAY SHEEP』は、 CD売上が低迷し、世間がコロナで揺れるなかであるにもかかわらず、男性ソロオリジナルアルバムとして16年ぶりのミリオンセールスを記録。ビルボード・ジャパンが発表する年間総合ソングチャートで「Lemon」が2年連続で首位を獲得、YouTubeでのミュージックビデオの再生は6.4億回を超えるなど、令和の音楽シーンで圧倒的な支持を得ている存在です。アルバム『STRAY SHEEP』にあわせ、米津玄師の作品はもちろん、ボカロP「ハチ」時代の作品も含めて「サブスク解禁」!今年、KKBOXでも再生ランキングに長期間ランクインしました。



aiko


出典元:YouTube(aiko official)


1998年にシングル「あした」でメジャーデビュー、女性の心情を写しとった美しくほろ苦く、そして胸をくすぐられる歌詞とメロディは、これまでに多くの人たちを魅了してきました。デビューから21年間にリリースされた楽曲全414曲を余すことなく楽しむことができるようになったことに感謝です。配信スタート直後には、 Twitter上で様々な著名人までもがaikoのサブスク解禁に歓喜のコメントを投稿、「aiko」が日本トレンド2位にまで急上昇し、「aikoサブスク解禁」というワードもトレンド入りを果たしました。



久保田利伸


出典元:YouTube(久保田利伸 Official YouTube Channel)


1986年にデビューし、いまもなお音楽シーンを牽引し続けている久保田利伸。日本の音楽界で初めてR&Bジャンルを確立したアーティストとして、たくさんのヒットソングを残してきました。トレンディドラマの主題歌に起用された「You were mine」「Missing 」「 LA・LA・LA LOVE SONG (with Naomi Campbell) 」などを口ずさめるR50世代にとって、サブスク解禁は本当に嬉しいニュースでした。



PIZZA OF DEATH RECORDS 所属アーティスト


出典元:YouTube(Hi-STANDARD Official)


横山健(Ken Yokoyama、Hi-STANDARD)主宰の音楽レーベル・PIZZA OF DEATH RECORDSの作品がサブスク解禁されたのも大きなニュースでした。2019年に第1弾としてWANIMAが同レーベルからリリースしたタイトルを解禁。その後、約10ヶ月のインターバルを経て、1999年リリースのレーベル1作品目となるHi-STANDARDがミリオンヒットを飛ばした作品「MAKING THE ROAD」ほかハイスタの全作品が解禁されました。そのほかにも2019年リリースのKen Yokoyama セルフ・コンピレーション・アルバム「Songs Of The Living Dead」や、傘下レーベル作品を合わせ32バンド、計100タイトル以上に及ぶ日本のパンクロック/メロディック・パンクの礎を作った作品に耳を傾けてみましょう。



またこれまで一部の楽曲を配信していたRADWIMPS、湘南乃風なども全曲解禁されるなど、聴きたかったあの曲の数々がミュージックライブラリー入りしました。


70年代-80年代のアイドル&ポップスアーティスト編

山口百恵


2020年は懐かしいアーティストたちが「サブスク解禁」されたのも大きなニュースでした。5月には1970年代に大きな人気を誇った伝説の歌姫・山口百恵の600曲以上の曲が音楽ストリーミングで聴くことができるようになったことはR50世代にとって嬉しいニュースでした。そして2020年は懐かしい音楽が続々配信されました。



小泉今日子


8月には松田聖子、中森明菜とともに1980年の女性アイドルシーンを飾った小泉今日子の作品104タイトル、のべ726曲がサブスク解禁。1982年に「私の16才」でデビュー、「渚のハイカラ人形」「The Stardust Memory」「キスを止めないで」などオリコンチャート1位に輝くヒット曲を連発、 “アイドルは清く、正しく、美しく”と歌った「なんてたってアイドル」は、日本の音楽シーンを語る上でも欠かせない曲となっています。


出典元:YouTube(森七菜 Music Official Channel)


最近では女優の森七菜が、1991年にリリースされミリオンセールにもなった「あなたに会えてよかった」をカバー、時代を超えて若い世代たちにも小泉今日子の歌の魅力が広がっています。最近は女優業で活躍する小泉今日子ですが、時代を感じさせない作品の魅力を是非掘り下げてみてください。



中山美穂


出典元:YouTube(中山美穂 Official YouTube Channel)


11月にはデビュー35周年を迎えた中山美穂。これまでリリースしてきたシングル40タイトル・アルバム31タイトル計506曲が「サブスク解禁」となりました。衝撃的なデビュー曲「C」をはじめ、「色・ホワイトブレンド」「ツイてるねノッてるね」「WAKU WAKUさせて」など明るいアップテンポな曲が中山美穂の真骨頂といえます。



80年代後半からは数々の主演ドラマが放送され、女性からも愛される存在になります。トレンディドラマの名作「誰かが彼女を愛してる」の主題歌となり、WANDSとのコラボレーションとして発表された「世界中の誰よりきっと」は、いまでもカラオケの定番曲となっています。


とんねるず


出典元:YouTube(木梨憲武)


多彩な才能を持つとんねるずの木梨憲武は、2019年に初のソロ名義のアルバム「木梨ファンク 〜NORI NORI NO-RI〜」を発表、2020年も様々なアーティストとコラボレーションした「木梨ミュージック コネクション」を2ヶ月連続リリースするなど、音楽活動がアクティブになっています。そして、とんねるずも今年でコンビ結成40周年を迎え、ポニーキャニオン時代のとんねるずや個々の活動曲を含む全189曲が「サブスク解禁」されました。ミレミアル世代の若い人たちはピンとこないかもしれませんが、とんねるずはお笑いコンビとしてはもちろん、音楽的にも世の中を席巻した数々のヒット曲を出しています。西麻布をお茶の間に知らしめた歌謡演歌調の「雨の西麻布」、ダメな男心の心情が滲みる「迷惑でしょうが…」、オリコンチャート1位を獲得した「ガラガラヘビがやってくる」、そして「情けねえ」ではNHK紅白歌合戦の出場も果たしています。



伝説のアニメソング編

出典元:YouTube(東映映画チャンネル)


2020年は全世代に根強いファンを持つ人気アニメソングの「サブスク解禁」が広がりました。1992年から5年もの長きに渡りテレビ放送され、女の子たちを夢中にさせた『美少女戦士セーラームーン』、そして、その後に放送された『おジャ魔女ドレミ』も大人気でした。いまの20代から30代の女性にとっても懐かしいアニメではないでしょうか。そんな女子必聴のアニソンを年末年始に楽しんでみるのも良いかと思います。



ロボットアニメ系も続々配信され配信曲が充実化しました。『機動戦士ガンダム』のシリーズはこれまでの劇伴や主題歌、キャラクターソングなど1,000曲以上が配信スタート。劇伴・サウンドトラックを聴く文化が根付くきっかけのひとつとなったとも言われる「ガンダムシリーズ」の音楽には、ファンならずともチェックしておきたい楽曲が多数あります。

1982年に放送開始したテレビアニメ『超時空要塞マクロス』を皮切りに、最新作『マクロスΔ(デルタ)』までの全49作580曲が「サブスク解禁」されました。「マクロス」シリーズは、変形メカの魅力はもちろん、たくさんの「歌姫」的なキャラクターが登場し劇中歌から数々のヒット曲を生んでいます。



劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』主題歌で、リン・ミンメイが歌う「愛・おぼえていますか」や、『マクロス7』のFIRE BOMBER「突撃ラブハート」、『マクロスF(フロンティア)』の代表曲「ライオン」など、歴代のヒット曲をたっぷり堪能してみてください。


出典元:YouTube(株式会社カラー khara inc.official)


『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が2021年1月23日にいよいよ公開、エヴァ熱もまた高まってきています。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』関連作品10タイトル、約460曲が「サブスク解禁」され、2007年より公開されてきた『新劇場版』シリーズの「:序」「:破」「:Q」の楽曲が一度に楽しめるようになりました。「:破」で強烈なインパクトを残した「今日の日はさようなら」「翼をください」、劇中で奏でられたピアノの名曲などを聴きながら、「シンエヴァ」公開を心待ちにしましょう。



人気声優編

宮野真守


出典元:YouTube(宮野真守)


アニメ、映画、舞台、ドラマなど様々なフィールドで活躍する声優アーティスト・宮野真守。その知名度を押し上げたのは2006年から放送された『DEATH NOTE』の夜神月役でした。また俳優としてのキャリアも長く、最近では今年の話題のドラマ『半沢直樹』に金融庁職員・古谷役で登場、片岡愛之助演じる黒崎検査官との体を張った演技も話題になりました。12月9日には記念すべき20thシングル「ZERO to INFINITY」をリリース。この曲は、YouTubeウルトラマン公式チャンネル配信作品『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』の主題歌で、宮野真守が自ら作詞担当するなど、ここでもマルチな才能を発揮しています。



小倉唯


出典元:YouTube(小倉 唯 YouTube OFFICIAL CHANNEL)


『神様のメモ帳』『ロウきゅーぶ!』など人気アニメのCVを担当、音楽面でもキュートな声とルックスで、可愛らしい曲からダンスナンバーまでを歌う小倉唯。これまでリリースしてきた53曲と、初のクリスマスソング「Very Merry Happy Christmas」の同時配信がスタートしています。



田村ゆかり


出典元:YouTube(田村ゆかり YouTube OFFICIAL CHANNEL)


幅広い声質で様々なタイプのキャラクターボイスを演じてきた田村ゆかり。そんな器用な才能は歌手活動にもいかんなく発揮され、2001年にデビューシングル「summer melody」を発表し、これまでに280曲以上の楽曲を発表しています。また田村ゆかりが架空のアイドル・神楽坂ゆかに扮してリリースされた楽曲13曲は、昭和のアイドルテイスト感も楽しめるので是非チェックしてみてください。



蒼井翔太


出典元:YouTube(蒼井翔太)


蒼井翔太は2011年に声優としてデビュー。そして2013年にはミニアルバム「ブルーバード」でアーティストとしてもデビューを果たします。注目すべきは、アーティストとしてのデビュー以来、リリースしてきた作品において必ず自ら作詞・作曲を手がけた楽曲を収録しているところということでしょう。今後もシンガーソングライターとしての彼に大いに注目していきたいと思います。




プレイリスト -2020年「サブスク解禁」アーティストまとめ

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