におP
作詞：におP 作曲：におP
新しい夜に紛れて
君だけを見つめる
曖昧な二人寄添い抱き合う
ふと視た光る左手
遠離る天井が罪悪感（マイナス）奪い去って
押寄せる快感に気が違いそうで
もう近い絶頂に強請（ねだ）って悶えて
違う、こんなものじゃない。
君の濡れた眼も熱くなった肌も
すべて薄れ行くのなら
やがて消え去るのなら
今夜だけで好（い）い乱して揺らして
重ねて黒くなった愛で
身勝手に汚してくれよ
騒めく会場後にして君は
滲んだ汗も乾かない内に
街へ沈んで行く
また違う手が僕に触れる
「省みる姿勢は綺麗なもの」
なんて善人（いいひと）ぶってさ何が欲しいの?
閉じ込めた空想が声を上げて泣く
やめて、やめてくれ。
その長い指も真っ赤な器官も
すべて薄れ行くのだろう
やがて消え去るのだろう
それなら愛等（など）何の意味も無いね
変わることの無い明日を
望んでいるだけなのに･･･
君はいま何処に?
僕の吐（つ）く嘘にみんな微笑むから
咲いた花の数だけ
熟れた果実の濃度だけ
始まりも無い終りも無いことを
重ねて黒くなって行く
君に同化して闇に染まる