儚くない

いつまでもないと わかっていても
いつまでもあってほしい
僕（ぼく）は死（し）ぬことが 年々(ねんねん)怖(こわ)くなってる
その弱(よわ)さは 憎(にく)めないな
なくなるから 大事(だいじ)にするんじゃない
大事だから なくなれば 辛(つら)いんだろう
儚(はかな)いから美(うつく)しいなんて
命(いのち)には当(あ)てはまらなくていい
慣(な)れないから美しいんだねって
笑(わら)いながら しぶとく 僕は 生(い)きていたいよ
願(ねが)わくば 一緒(いっしょ)に
いつまでもないと わかっていても
そのとき 涙(なみだ)は溢(こぼ)れるだろう
でも 僕は幸(しあわ)せが 年々怖くなくなってる
この心(こころ)は 誇(ほこ)っていたいな
なくなるなら 気(き)づきたくなかったかい
気づけたから 救(すく)われた 夜(よる)もあったろう
後悔(こうかい)が悪(わる)いわけじゃないんだ
その理由(りゆう)がいつも(はじ)初めてならいい
慣れないから寂(さみ)しいんだねって
笑いながら 泣(な)いて 泣いて 今更(いまさら)じゃなくて
今からどう生きるって 問(と)い続(つづ)けたいよ
人(ひと)はいつか必(かなら)ず会(あ)えなくなるんだろう
今じゃないと 信(しん)じたい 伝(つた)えたい
油断(ゆだん)じゃなく 願いだ
儚いから美しいなんて
命には当てはまらなくていい
慣れないから美しいんだねって
笑いながら しぶとく 僕は 生きていたいよ
願わくば 一緒に 生きていこうよ
儚くないんだよ
歪(いびつ)でもいい 無様(ぶざま)でもいい ごめん やっぱり思(おも)っちゃうよ
生きてこそって 生きていてって いてって 嗚呼(ああ)！