中森明菜ベストアルバム発売記念|ファン1,000人が選ぶ最強人気曲トップ10

中森明菜ベストアルバム発売記念|ファン1,000人が選ぶ最強人気曲トップ10
KKBOX編集室
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※本コラムは、auスマプレミュージックの記事を転載しています。

1982年に「スローモーション」でデビューし、以来数々のヒット曲を世に送り出してきた稀代の歌姫・中森明菜。「ミ・アモーレ」「DESIRE」で2年連続日本レコード大賞を受賞するなど、トップアーティストとしての地位を確立。1990年代には、「素顔のままで」や「冷たい月」などテレビドラマにも出演し、女優としても広く活躍しました。

そんな彼女のデビュー42周年を記念して、待望のベストアルバム「ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~ (+2) [2024ラッカーマスターサウンド]」が、デビュー42周年記念日の2024年5月1日に発売されました。ワーナー時代の全シングル28曲のほか、未発表曲「HELLO MARY LOU」も収録されています。

今回auスマプレミュージックでは、本サービスで中森明菜の楽曲を聴いているユーザー1,000人を対象にアンケートを実施。彼女のキャリアを振り返るとともに、最強人気曲トップ10をご紹介します。惜しくもランクインしなかった曲を含め、ファンの心を捉えた名曲も番外編としてご紹介するので、ぜひ思い出に浸りながらお楽しみください。

衝撃のデビューから42周年!中森明菜の軌跡を振り返る

1981年に人気オーディション番組「スター誕生!」に出演し、山口百恵の「夢先案内人」を歌い歴代最高得点で合格し華々しいキャリアをスタートさせた中森明菜。翌1982年5月1日、16歳でシングル「スローモーション」でデビューすると、2ndシングル「少女A」でチャートトップ5入りを果たし、3rdシングル「セカンド・ラブ」ではチャート1位を獲得。1985年には「ミ・アモーレ[Meu amor e…]」 、1986年には「DESIRE -情熱-」 で、2年連続で日本レコード大賞を受賞するなど、唯一無二の存在感と圧倒的な歌唱力で20歳という若さでトップアーティストの仲間入りを果たしました。1980年代を代表する女性アイドル歌手として、数多くのヒットナンバーをリリース。当時はもちろんのこと、今なお多くの人々を魅了し続けています。

歌手活動と並行して、女優としても広く活躍。1990年代に「素顔のままで」や「冷たい月」など数多くのテレビドラマに出演し、多彩な才能を発揮しました。その後もコンサートライブやディナーショーを精力的に行うも、2010年に体調不良を理由に無期限の活動休止を発表。現在も芸能活動をセーブしているものの、近年は公式Xや公式YouTubeチャンネルを開設し、コメントを投稿したり、歌唱動画を投稿したりと再び注目を集めています。

そんな中森明菜の数ある名曲の中でも、ファンのみなさんから特に人気を集めているのはどの楽曲なのでしょうか。ここからは、ファン1,000人に行ったアンケート結果をもとに、中森明菜の最強人気曲トップ10をご紹介します。ユーザーから寄せられたエピソードもあわせてご紹介しますので、ぜひあわせてお楽しみください。

■10位 少女A(131票)

1982年7月28日にリリースされた2ndシングル。デビューシングルの「スローモーション」とは歌詞も曲調も一転してツッパリ路線の楽曲に仕上がっており、アンケートでは、それまでのアイドル像を打ち破ったギャップに衝撃を受けたという声が多く集まりました。

・つっぱった感じが今までのアイドルと全く違って、自分を含め周りの女の子達はみんな明菜ちゃんのファンになっていた。 真似っこをしてポニーテールが流行った。(50~54歳/女性)

・清純派アイドルかと思っていたが、この曲からイメージが大きく変わった。これまでのクールビューティな明菜さんの長い歩みは、この曲からスタートしたと思う。(60~64歳/男性)

・「スローモーション」から一変してちょっと悪な感じが良かった。(60~64歳/男性)

■9位 十戒(1984)(144票)

1984年7月25日にリリースされた9thシングル。TBS系音楽番組「ザ・ベストテン」で5週連続で1位を記録するほどの人気ぶりで、第35回NHK紅白歌合戦でも披露されました。真っ黒な衣装や背を反らせる振り付けが印象に残っているという声が多く見られました。

・髪型と衣装がバレリーナみたいに可愛くて、歌うとかっこよくなる姿に憧れていた。(50~54歳/女性)

・曲もさることながら、黒い衣装を着て、少し強面な不良少女のような歌声と、内に秘めた少女っぽさがマッチしていて好き。(40~44歳/男性)

・昭和の曲は男性から見た都合のいい女性像の歌詞が多かったけど、この曲は女性が強くて好き。「イライラするわ〜」のところとかすごくかっこいい。(25~29歳/女性)

■8位 ミ・アモーレ [Meu amor e…](159票)

11thシングルとして、1985年3月8日にリリースされた楽曲。さまざまな音楽番組で披露され、第27回日本レコード大賞で日本レコード大賞を受賞しました。アンケートでも異国情緒あふれる曲調を支持する声が多く見られました。

・ラテンの曲調が明菜ちゃんの声にぴったり合っていて、異国情緒にあふれている。(65~69歳/男性)

・レコード大賞を受賞した曲で、情熱的で振り付けが色っぽかった印象がある。(50~54歳/男性)

・行ったことはないリオデジャネイロだけど、この曲を聴く度にリオの街やカーニバルに想いを馳せる。祭りの熱に浮かされた一夜限りの出会いもあるんだろうなと。(35~39歳/女性)

■7位 飾りじゃないのよ涙は(168票)

1984年11月14日に発売された10thシングル。井上陽水からの提供楽曲で、アイドルからシンガー・アーティストへの転機となったと言われる一曲です。アンケートでは、井上陽水の楽曲を歌いこなす、中森明菜の歌唱力や表現力を評価する声が多く寄せられました。

・強い女性像を描いているので。 「泣いたりするのは違うと感じてた」の歌詞に共感するところがある。(50~54歳/男性)

・歌唱力はいうまでもなく、表現力のすごさ。陽水さんの楽曲をこれほど歌いこなせるのは明菜さんしかいない。(55~59歳/女性)

・井上陽水バージョンと違い、アップテンポで大人の女性観を感じた。(45~49歳/男性)

■6位 サザン・ウインド(172票)

1984年4月11日にリリースされた8thシングル。安全地帯の玉置浩二が作曲を手掛けています。アンケートでも玉置浩二が作曲したことで印象に残っているという声が多く、中森明菜の中では珍しい、夏らしさを感じられる楽曲です。

・曲としての完成度が高く、唯一季節感のあるシングル。当時売れ始めたばかりの玉置浩二に曲を依頼するのもセンスがあると思う。(55~59歳/男性)

・真夏の青い海、白い雲、歌の情景が目に浮かぶようで、これからなにか起きそうな夢や希望が感じられて大好きな曲。 この頃の衣装やポニーテールや表情も可愛くて大好き。(55~59歳/女性)

・衣装が素敵で、振り付けもすごく好きだった。海外のイメージが浮かんでくる歌詞に、自分にはない非日常感に憧れた。(50~54歳/女性)

<番外編>

■TATTOO(97票)

1988年5月18日にリリースされた21stシングル。自身出演の「オリエント時計YOU」のCMソング。セクシーさを全面に出した楽曲で、アンケートでも音楽番組で披露されたボディコン衣装や振り付けに関する声が多く見られました。

・明菜ちゃんが色気を惜しみなく出している曲だと思う。明菜ちゃんみたいになりたくていろいろ頑張った思い出がある。(50~54歳/女性)

・子供部屋にあった白黒テレビが、ある日カラーテレビになり、この曲を歌う明菜ちゃんの真っ赤なボディコン姿に度肝を抜かれました。(50~54歳/男性)

・当時の明菜さんの髪型や衣装も含め、とてもかっこよくてお洒落で大好き。(60~64歳/女性)

■二人静 - 「天河伝説殺人事件」より(75票)

1991年3月25日発売の26thシングル。映画「天河伝説殺人事件」の主題歌で、作曲はロックバンド・C-C-Bの関口誠人が務めました。アンケートでは、映画で衝撃を受けたという声が多数あり、話題性の高さから記憶に残っている人が多い印象でした。

・独特な和風っぽいイントロで、耳を引き付けられる。映画よりも、主題歌のほうが長く残り続けた作品。(50~54歳/男性)

・映画よりこの歌に恐ろしいほど魅力を感じた。特に「殺めたいくらい愛しすぎたから」の部分は、当時強いインパクトを受けた。(60~64歳/男性)

・この曲を作られたのが C-C-Bのギターの方だと当時取り上げられていて、久しぶりに聞いた明菜ちゃんの歌声にゾクッとしたのを覚えている。(50~54歳/女性)

■禁区(73票)

1983年9月7日リリースの6thシングル。当時流行したテクノ歌謡で、この楽曲で第34回NHK紅白歌合戦にも初出演を果たしました。アンケートでは、大人びた歌詞や振り付けがかっこいいという声が集まり、ファンの心を捉えた一曲です。

・中森明菜にしか似合わない楽曲だと思う。 踊りや衣装、歌う表情も当時女子高生だった私には衝撃的だった。(55~59歳/女性)

・冒頭から、「私からさよならしなければ この恋は終わらないのね」という歌詞がかっこよくて、レコードを買って部屋にポスターを貼っていた。(50~54歳/女性)

・大人のずるさと振り回される女性の気持ちが伝わってきて好き。(45~49歳/女性)

■5位 セカンド・ラブ(228票)

1982年11月10日にリリースされた3rdシングル。前作「少女A」と同じツッパリ路線ではなくオーソドックスな歌謡曲で、音楽番組「ザ・ベストテン」では8週連続1位を記録。アンケートでも、前作とのギャップやテレビでの印象に関するコメントが多く寄せられました。

・当時は高校生でアイドルブームだったが、この曲を聞いてから未だにファン。すごく心が落ち着くいい曲。(55~59歳/男性)

・「ザ・ベストテン」で声が出にくく、思うように歌えなかったため悔し涙を流す明菜ちゃんにプロ根性を感じた。(50~54歳/男性)

・当時、文化放送のラジオでずっと1位で試験勉強の息抜きだった。テレビ、ラジオしかない時代で戻りたくないけど懐かしい。(55~59歳/男性)

■4位 DESIRE -情熱-(242票)

1986年2月3日に発売された14thシングル。パイオニア「PRIVATE CD 500AV」のCM曲。音楽番組で歌唱した際の和装を洋風にアレンジした衣装と、ボブスタイルが注目され、斬新なファッションに関する声が多く集まりました。

・髪型や衣装をガラッと変えて、明菜さんの新境地とのびしろを感じた曲。(55~59歳/女性)

・当時パイオニアのステレオコンポのCM曲で、この曲とステレオの製品がイメージにぴったりハマってしまい、どうしても欲しくて結局このステレオ買った。着物風衣装とおかっぱの髪型にもびっくりしたのを覚えている。(50~54歳/女性)

・着物をアレンジした着こなしがとても斬新で、ボブスタイルの明菜ちゃんがかっこよかった。(60~64歳/女性)

■3位 難破船(242票)

加藤登紀子の楽曲を中森明菜がカバーし、19thシングルとして1987年9月30日に発売。アンケートでは、失恋を描いた切ない歌詞や、中森明菜の歌唱力を評価する声が目立ちました。

・テレビで明菜ちゃんが瞳をウルウルさせながら歌う姿や、感情が入った歌い方がなんとも切なくて、ずっと見て聞いていられた。(55~59歳/女性)

・当時の明菜さんの心情を歌っているような歌詞で切ない。(55~59歳/女性)

・落ち着いた静かな曲なので、気分が落ち込んだ時に聞くと穏やかな気持ちになれる。(55~59歳/女性)

■2位 北ウイング(244票)

1984年1月1日リリースの7thシングル。当時ヒットメーカーだった康珍化と林哲司が作詞・作曲を手掛けた楽曲。アンケートでは、ドラマティックで切ない楽曲を賞賛する声が多く見られました。

・好きな人の所へ飛行機で旅立つという歌詞と楽曲がとても素敵で当時憧れた。(55~59歳/女性)

・イントロや間奏がとにかくドラマティックで、それだけでゾクゾクする。(50~54歳/男性)

・明菜さんの曲で初めて聞いたのが北ウイングで、林哲司さんの切ないメロディーが素敵で、歌詞もぴったり合っていて好き。(45~49歳/女性)

■1位 スローモーション(255票)

1982年5月1日にリリースされたデビューシングル。オーディション番組から注目していた人も多く、デビュー時の印象が強いという声が多数寄せられました。いつ聴いても色褪せない、中森明菜の原点ともいえる名曲です。

・4つ上の姉が中森明菜のファンで聴いていた。傍らで私も聴きながら、音楽業界の新しい波を感じた印象深い思い出の曲。お金を貯めてラジカセU4を買って聴いていた。(50~54歳/男性)

・デビュー曲の歌の上手さと可愛いさですっかりファンになった。 その頃小学生だったが、レコードを何度も聞いて歌って、明菜ちゃんが出る番組を楽しみにしていた。(50~54歳/女性)

・「スター誕生!」の一次から見ていたので、デビューが楽しみだった。大人しめな印象のデビューだったが繊細な歌詞の表現が上手いと思った。(55~59歳/女性)

まとめ

オーディション番組をきっかけに16歳でデビューし、日本の音楽界に衝撃を与えた中森明菜。デビュー42周年を記念して5月1日に発売されたベストアルバム「ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~ (+2) [2024ラッカーマスターサウンド]」には、今回アンケートで選ばれた楽曲以外にも、数多くの名曲や未発表曲が収録されています。ぜひこの機会にあらためて彼女の歌声に耳を傾け、今一度その魅力に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

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