ピンク・ベイビーズは過去と現在をつなぐタイムマシンなのか?

ピンク・ベイビーズは過去と現在をつなぐタイムマシンなのか?
KKBOX編集室
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日本の音楽史上で数々のミリオンセールスを記録したピンク・レディー。その作曲を手掛けた都倉俊一の総合監修のもと、ピンク・レディーのナンバーを歌い踊り継ぐアイドルグループとして活動しているのがピンク・ベイビーズです。今回、KKBOXで毎月プレイリスト選曲してくれているメンバーのひとり、櫻井優衣さんをクローズアップ。歌と踊りが大好きで三歳の頃からアイドルになりたいという気持を持ち、℃-uteの鈴木愛理を尊敬し、そのパフォーマンス・スタンスに憧れを持つ17歳の女の子です。ニューシングル『UFO』が2月15日に発表されるなか、櫻井さんにとってピンク・ベイビーズについてお話をお聞きしました。 (インタビュー/写真:KKBOX 山本雅美)

ピンク・ベイビーズは過去と現在をつなぐタイムマシン

ー櫻井さんはいま17歳ですけど、そもそもピンク・レディーのことはまったく知らない世代ですよね? 知らないわけではないんです(笑)。わたしの親が80年代のアイドルが好きで、よく口ずさんでいるのを小さい頃から聴いてたり、テレビで懐かしの音楽特集を見たりとかして、無意識の中でピンク・レディーさんの歌や踊りに触れていました。 ーなるほど、ご両親の影響が大きいのですね。いまピンク・レディーって櫻井さんにとってどんな存在になっているのですか。 ショッピングモールでイベントをやると、私の親世代の人やショッピングに来ている人たちが足を止めて歌を口ずさんでくれるんですね。そして子供たちも『ペッパー警部』に合わせて歌ったり踊ったりしてくれるんです。私と同じようにピンク・レディーさんの歌を聴いたことがあるのかもしれないですね。ピンク・レディーさんの歌は、やっぱり誰でも知っているという大きさを感じます。わたしたちピンク・ベイビーズが、ほかのアイドルさんと少し違うのは、世代を超えて繋がるものがあることじゃないかなって思っています。 ーそれは素敵です。いま動画サイトでも簡単に半世紀近く前の映像が見れるから、子供たちにとっては昔もいまも、区別は無いのかもしれませんね。そこにピンク・ベイベーズがフィジカルにピンク・レディーを体現させていく。とても興味深いです。そうやって受け継がれていくピンク・レディーを歌う大変さを感じることはありますか? 大変というより発見があります。いまの時代の感じとは違う曲調やダンスとか、それに言葉です。ファーストシングル『ウォンテッド』では「あんちくしょう」って台詞を言ってるんですが、ふだんは聞いたことがない言葉なので「あんちくしょうってなんだろう?」とか(笑)。ひとつひとつの言葉の意味を考え、感情を表現することも発見で、とても勉強になります。

出典元:(Pink Babies Channel) ーニューシングル「UFO」でも同じように感じたんですか。 『UFO』は世界観がすごいです。地球の男性に飽きちゃうんですからね(笑)。 ーたしかにすごいテーマです(笑)。ところで都倉俊一さんと直接お話する機会はあるのでしょうか? お茶会とかによく誘って頂いて、お話をしてくれます。自分のご家族のような距離感でとても優しいです。でも仕事中にわたしたちが私語していた時は「ちゃんとしなきゃだめ!」って怒ってくれました。お仕事の基本的な姿勢も教えてもらうことが多くて本当に感謝しています。 ー都倉さんとの印象に残るエピソードとかあったりしますか。 ライブ前には、メンバー全員がみんなの親指を握って「ピンクのリング!ピンクのリング!」って声を掛けあうんです。この「ピンクのリング」は、みんながひとつになれるからと都倉先生が作ってくれました。いまでは、その掛け声をしないとライブを失敗してしまうこともあるので、とても大事にしています。 ー新曲の『UFO』のミュージックビデオを見ると、デビューの頃よりひとりひとりの個性が発揮されてキラキラしているってすごく感じました。これから本当に楽しみです。これから櫻井さんが歌ってみたいピンク・レディー曲ってなんでしょう。

出典元:(Pink Babies Channel) メンバーのみんなとは『カメレオンアーミー』がカッコいいよねとか、ファーストワンマンで練習していたど時間がなくてできなかった『アダムとイブ』にも、もう一度挑戦したいなって話しています。

《ミュージックキュレーターとしての櫻井優衣》

ーKKBOXのミュージックキュレーターとしてKKBOXを使うようになってから、音楽の聴き方が変わってきたという櫻井さん。いままではアイドルの曲を聴いているだけで満足していた音楽生活から、幅広くアーティストの楽曲を聴くようになったそうです。 KKBOXっていろんな曲をオススメしてくれるからすごく色んな音楽の発見ができます。それと歌詞がでるじゃないですか。こんな表現もあるんだなって思ったら、どんどんコレクションしてます。たくさん聴きすぎて、アーティストと曲がまだ一致しないほどです(笑)。最近は改めてEXILEさんの凄さを感じています! ーそれでは、今後はいままでとは違う切り口の選曲もでてきそうですね。 頑張ります(笑)。ファンの方からも「この前の選曲よかったよ」とか言ってくれて、音楽の話をする機会が増えました。これからも、楽しみながら選曲していきたいと思います!

KKBOX編集室
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