毒のあるポップで切り開く新しい才能:電波少女、King Gnu、挫・人間

KKBOX編集室推しアーティスト企画コラム『Who’s Next』。今回は、毒のあるポップで切り開く新しい才能!超個性的な才能溢れる次世代アーティスト3組にメール・インタビューを試みました。King Gnu、電波少女、挫・人間。素晴らしき楽曲をチェックしてみてください!
King Gnu
アカデミックでありながらアナーキーな匂いを漂わせ、ロック、ヒップホップ、テクノ、現代音楽などが同列で解き放たれるサウンド・センスの高さで注目を集めている新しい才能。サウンドを一言であらわすならは“トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル”。メンバーは東京藝術大学出身の鬼才、常田大希(Gt.Vo.)、井口理(Vo.Key.)。そして、ジャズ・ジーンで活躍する新井和輝(Ba.)、勢喜遊(Drs.Sampler)の4名。2017年4月、バンド名をSrv.VinciからKing Gnuに改名。『フジロック'17』へ出演するなど、圧倒的オリジナル・センスと完成度を誇るバンドに要注目!
Q1:最新作『Tokyo Rendez-Vous』で、ご自身が気に入っている聴き処ポイントを教えてください。
●常田大希:オルタナ感と王道感。邦楽感と洋楽感。
●井口理:楽器各々のプレーが尖りつつ、しっかり歌モノになっている点。アルバム全体を通して言えることですが、一曲目「Tokyo Rendez-Vous」なんかはリズム隊と上物の掛け合いが魅力です。 Vo.Gt.常田と僕の歌いまわし、声の違いも聴きどころだと思います。
●新井和輝:アルバムの全体的な質量感のバランス。レンジの広さ。King Gnuの音楽観が詰まった作品になっていると思います。「Tokyo Rendez-Vous」でのベースフィルはキャッチーで気に入ってます。
●勢喜遊:5曲目「破裂」のストリングスとギターの絡みが絶妙に美しくて、制作中何度も鳥肌が立ちました。
Q2:音楽活動をはじめたきっかけを教えてください。
●常田大希:昔過ぎて忘れた。
●井口理:これというきっかけはないですが、初恋が小学校の音楽の先生だったので、当時音楽へのモチベーションが高かった記憶はあります。
●新井和輝:中学2年生の時に友達から誘われ、ベースが余っていたから。
●勢喜遊:元ミュージシャンの両親の元で育ち、両親もそのつもりだったようで、小さい頃から音楽が近い存在でした。 自然な流れで音楽にのめり込んだような気がします。
Q3:リスペクトしているアーティストを教えてください。
●常田大希:王家衛(ウォン・カーウァイ)。作品を見ていると香港に住みたくなる。
●井口理:七尾旅人さん。全体的に好きです。
●新井和輝:石若駿さん。ジャズドラマーでありながら、ポップスやフォーク、エレクトロの領域にもしっかりとした色を提示でき、かつドラマーではなくアーティストとしても素晴らしく、双方のレベルが極めて高いところ。
●勢喜遊:椎名林檎さん。やはりあらゆる部分で圧倒的な才能を感じます。メディアの扱い方も徹底してて、参考にしていきたいです。
Q4:音楽以外で最近ハマっていることを教えてください。
●常田大希:自転車移動。
●井口理:回転寿司。
●新井和輝:読書。ミステリーが好きです。
●勢喜遊:自炊、掃除、洗濯みたいな、“暮らし”をしっかりすることですね。 日常が一番楽しいですね。
出典元:(YouTube:PERIMETRON)
電波少女
ネガティヴなパワーを作品に昇華する鮮烈なポップセンスを持ちながら、リリックから伝わってくる闇のパワーワードに心奪われるヒップホップクルー 電波少女(デンパガール)。2009年結成、ネットシーンを中心に活動しながら、2016年にリリースした7曲入りEP『パラノイア』がオリコン・デイリー・チャート10位を記録。これまでヒップホップに興味のなかったリスナーをも巻き込み、2017年いよいよメジャーシーンで天下を狙う新しい才能。宮崎出身、学生時代から知り合いだったというMC担当 ハシシと、パフォーマンス&ボタンを押す係担当 nicecreamによる2人組だ。
回答者:MC担当 ハシシ
Q:最新作『HEALTH』で、ご自身が気に入っている聴き処ポイントを教えてください。
キャッチーなメロディだけではなく歌詞にも注目してほしいです! イントロアウトロスキットも凝ってるので飛ばさずに是非!
Q:音楽活動をはじめたきっかけを教えてください。
なんでもいいのでとにかく目立ちたくて始めました!
Q:リスペクトしているアーティストを教えてください(その理由も)。
言いたくないです、、すみません、、
Q:音楽以外で最近ハマっていることを教えてください
石原さとみの写真集を眺める事です!
出典元:(YouTube:電波少女 Official YouTube Channel)
挫・人間
21世紀にまさかのナゴム遺伝子が存在した。下川リオ(Vo, G)、アベマコト(B, Cho)、夏目創太(G, Cho)からなるロックバンド。2008年、高校生だった下川を中心に熊本で結成。翌2009年には『閃光ライオット』決勝大会に進出し、特別審査員 夏未エレナ賞を受賞。2010年、下川の進学に伴い活動の拠点を東京へ。以来、都内ライブハウスを中心に積極的なライブ活動を展開する。いわゆるサブカル・テイストによる“バンド”にとらわれない作風で話題を集めながらも、3rdアルバム『もょもと』ではバンドサウンドへ原点回帰。カウンターでパンキッシュな作風がたまらない。
回答者:下川リオ(Vo, G)
Q:最新作『もょもと』で、ご自身が気に入っている聴き処ポイントを教えてください。
原点回帰し、バンドの演奏に拘りましたが、歌詞は他のバンドにないような言葉ばかりなので結果的に聴きやすいのにあまり聴いたことのない音楽みたいになっているかと思います!
Q:音楽活動をはじめたきっかけを教えてください。
中学生の頃に、勉強、運動、人間関係、全てが終わっている自分は、終わってるからこそ音楽が出来るのでは?もう音楽しかない!と、突然に思い込んでしまったこと。(音楽はモテると思った)
Q:リスペクトしているアーティストを教えてください。
挫・人間の下川さん ギターも歌も下手なのにカッコいいから。ダメ人間にとって夢がありますね。
Q:音楽以外で最近ハマっていることを教えてください。
見知らぬ小学生のTwitterアカウントの監視。
出典元:(YouTube:sputniklab official channel)
関連リンク
・King Gnu(キングヌー)Official Website
・電波少女