変なブランディングをされてしまった曲

CMやテレビ番組、映画などでタイアップする場合には、アーティストが楽曲を管理している会社が了承の上でのことですが、有名人のテーマソングになったり、カバーでまったくアーティスト本人が意図しない使われ方もしてしまって、元々のイメージとは違う方向に行ってしまうことがあります。 「どうしてもこの曲を聴くと、この人の顔が脳内で出てきてしまう！」それが邪魔してしまうこともあったりします。そんな、ときには残念だったり、またときにはそれが元で有名になって売上が伸びたりなどの例をお届けします。出典元：(YouTube：beyonceVEVO) おなじみ渡辺直美のエア・パフォーマンスで誰もが知ってる曲。ダンスも表情も完コピ、渡辺直美がニューヨークで行なったショーでも大ウケ、また新譜のテレビスポットでも登場していましたから、ある意味関係者の公認を受けていると思われます。出典元：(YouTube：HoteiVEVO) 「めちゃイケ」で初披露、江頭2:50のテーマ曲的なイメージになってしまいました。布袋さんはエガちゃんをコンサートに招待したりしているので、これも「公認」と言っていいでしょう。出典元：(YouTube：Fatboy Slim) M-1グランプリで芸人が入場するときに流れる曲。番組オープニングにはディープ・パープルの「Smoke On The Water」、決勝戦ではサム・スペンスの「Salute To Courage」が使われていますが、このファットボーイ・スリムが一番インパクトがあって記憶に残ってしまいますね。 その他では、 ・Woody「hype 'o' tek」 小島よしお「そんなの関係ねぇ」のバックで流れる曲。 ・Bon Jovi「You Give Love a Bad Name」 宣伝隊長を務めた椿鬼奴がバンドでカバー。出典元：(YouTube：Art Of Noise) Mr.マリックがマジックをするときに必ず流れる曲。 その他では、 ・Paul Mauriat(ポール・モーリア)「オリーブの首飾り」 手品といえばいつの間にかこの曲が定番です。出典元：(YouTube：UNIVERSAL MUSIC JAPAN) テレビ東京の「家、ついて行っていいですか？」で出演者のシメの部分で必ず流れるので、1回の番組中3〜5回は聴くことになります。映像の尺に合わせるためにエンディングやギターソロ部分が毎回違う編集になっていることに少々ストレスを感じているビートルズ・ファンもいるようです。出典元：(YouTube：Black Sabbath) TBS系のニュースバラエティ「サンデー・ジャポン」で田中眞紀子元文部科学大臣が扱われるときにいつも流れる曲。インパクトが強いです。出典元：(YouTube：Soulman163) 志村けん＆加藤茶がテレビ番組「8時だョ!全員集合」のコントコーナーで披露した「ヒゲダンス」のベースライン。1979年からです。ソウル好きの志村けんによるアイディア。当時子どもたちの間で大流行しました。「ヒゲのテーマ」というタイトルでリリースもされました。 その他では、 ・Helen Merill(ヘレン・メリル)「Fly Me To The Moon」 テレビ版「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングでCLAIRE、高橋洋子が歌っていたことで知られるようになりましたが、ジャズのスタンダードでこのヘレン・メリル、フランク・シナトラ、アストラッド・ジルベルトなどのヴァージョンが有名です。 ・REBECCA「フレンズ」 バラエティ番組「月曜から夜更かし」で埼玉を茶化すときになぜか流れます。 ・「おもちゃの兵隊の行進曲」 ドイツの作曲家イェッセルの曲で「キューピー3分クッキング」ではシンセで演奏されたヴァージョンを使用。