ワールドカップ 日本の対戦国を音楽で知り尽くす!

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KKBOX編集室

FIFAワールドカップ2018ロシア大会がいよいよ開幕。世界ランキング61位の日本代表は予選リーグH組で、コロンビア(世界ランキング16位/6月19日 21:00〜)、セネガル(世界ランキング27位/6月25日 0:00〜)、ポーランド(世界ランキング8位/6月28日 23:00〜)と対戦。格上の強豪国との厳しい戦いになりそうです。とは言え、4年に一度のワールドカップは思いっきり楽しみたいものです。そこで今回の特集では「予選リーグ対戦国の音楽文化を知ろう!」ということで、各国のサッカー関連の音楽や注目のアーティストを紹介します。この特集を読めば対戦国の理解度も増して、違う楽しみ方も発見できちゃいます。

ワールドカップ2018ロシア大会公式ソング配信開始

FIFAは2018年ワールドカップ公式ソングに、アメリカの絶大な人気を誇るDJでありダンスミュージック界の重要人物であるディプロのプロデュースによる「Live It Up」に決定したことを5月23日に発表しました。そしてこれを歌うのが、ラテン音楽のトップスターでありレゲトン界の第一人者Nicky Jam(ニッキー・ジャム)、ハリウッド俳優であり音楽アーティストでもあるWill Smith(ウィル・スミス)、東欧のアイコンとして世界的にも人気のEra Istrefi(エラ・イストレフィ)の3人。なんとも豪華なコラボレーションによるトラックは、ロシア開催ながらアップビートなラテンフレーバー満載のトラックで試合を盛り上げてくれそうです。KKBOXでも配信されているのでコレクションして聴きまくりましょう!

出典元:YouTube(NiclyJamTV)

開催国ロシアの最新音楽事情

開催国ロシアの公式ソングになっているのが“チーム”という意味を持つ「Команда(コマンダ)」という曲です。この曲はロシアの歌姫Полина Гагарина(ポリーナ・ガガリーナ)、ラッパーのЕгор Крид(エゴール・クリード)、そしてロシアで最も知られるDJであるSMASH(スマッシュ)の3人が歌っています。ロシア語はわかりませんが、日本人の琴線にも触れるメロデックで高揚感高まる作品となっているので、是非聴いてみてください。ちなみに、ポリーナ・ガガリーナのソロ作品である「Kukushka(ククーシュカ)」という曲は、平昌オリンピック・女子フィギュア銀メダリストのメドベージェワ選手がエキシビションで使用した曲です。

出典元:You Tube(#Жить)

また現在ロシアのほか東ヨーロッパ各国で人気を得ているのが、ウクライナの電子ユニットMARUV&BOOSIN(マルブ&ブーシン)の「Drunk Groove」。2017年の夏に英語、ロシア語、ウクライナ語も楽曲を収録したデビューアルバム「Stories」をリリース、瞬く間に大きな支持を得て、いま最も注目されるニューカマーとなっています。デカダンス的な色彩で描かれるミュージックビデオも必見、今年3月に公開され僅か2ヶ月で2,700万再生を超える話題となっています。

ポーランドの新星に注目

それでは予選H組各国の音楽事情に触れていきましょう。まずポーランドのサッカーラバーな曲として有名なのが「Pure mandness」。ポーランドで人気のラッパーLiber(リベル)と、ポーランドの民族音楽をベースとしたフォークロックバンドInoRosによる曲で、ポーランドとウクライナで開催されたEURO(UEFA欧州選手権)2012の応援ソングとして作られ、ワルシャワのファンゾーンの開会式でも演奏されました。ポーランド独特のサウンドとポーランドの街並みに登場するサッカーファンによって構成されたミュージックビデオは、ポーランドの空気感をめいいっぱい触れることができます。ちなみにInoRosはワールドカップロシア大会のポーランド代表応援ソング「Dawaj Polska(ダワジ・ポルスカ)」も手がけています。

出典元:YouTube(Liber)

ヨーロッパ各国やロシアのDJたちが大人気のポーランド音楽シーンの中で、ポーランド出身アーティストとしていま注目されているがMichał Szczygieł(マイケル・ゴールドフィンチ)。オーデイション番組「The Voice of Poland」のファイナリストとして、2018年3月にデジタルシングル 「Nothing Here for Me」をリリース。この春、ポーランドのラジオ局で最も多くプレイされた曲となっています。若干19歳の才能、これからが非常に楽しみです。

地球規模の歌姫シャキーラのコロンビア

コロンビアといえばShakira(シャキーラ)。もうこの人しかいません。2010年のワールドカップ南アフリカ大会で、公式ソング「Waka Waka (This Time for Africa)」を歌い、いまや全世界での動画再生が18億6000万再生を超える地球規模サイズのアーティストとなっています。また2014年のブラジル大会でも「La La La」が大会応援ソングになるなど、ワールドカップの女王ともいえる存在になっているといえるでしょう。

出典元:YouTube(Shakira)

そしてコロンビアで人気のアーティストがWolfine(ウォルフィン)。90年代後半からコロンビアのミュージックシーンの最重要人物として活動、2011年には「EscápateConmigo」が28週以上にわってチャート1位となり、中南米全体のヒット曲になっています。しばらく音楽活動から遠ざかっていたものの、2017年にリリースした「Bella」がデジタルプラットフォームで1位を獲得し、再度のWolfinブームを起こしています。

ワールドミュージック発祥の聖地セネガル

最後に少し変わったセネガルの応援ソング「おもてなしと平和の国」をご紹介します。この曲は4大会ぶりにワールドカップ出場となったセネガルを通じて「アフリカは危険」「イスラムは危険」という偏見をなくすために、セネガル在住の山田一雄さんがクラウドファンディングを通じて制作。世界中の人に向けて、英・仏字幕ほか24か国語に翻訳された動画が公開されています。またセネガルの代表的なTV局「TFM」でも紹介されるなど、現地で注目されているようです。

出典元:YouTube(Sénégal Yamada (セネガル山田) Official)

セネガルは大西洋に接するアフリカの西端に位置し、フランス領時代の名残の文化や建物が残る国です。そんなセネガルが誇る世界的アーティストが、日本でも人気のあるYoussou N'Dour(ユッス・ンドゥール )です。セネガルの伝統的音楽家家系グリオ(語り部)の血を引き、祖国の楽器ジャンベを用いた伝統音楽から、カリブ音楽やその他様々なジャンルの音楽を融合したンバラという音楽ジャンルを確立、ワールミュージック・ムーブメントを牽引した存在です。伝統とモダンが融け合ったセネガルは魅力的な音楽の宝庫なので、是非ほかのタイトルもチェックしてみてください。

ワールドカップを巡る音楽の旅はいかがでしたか。試合観戦でけでなく出場国の音楽に触れることでいろんな魅力が発見でき、出場国に対する見方が変わるかもしれません。でも、やっぱり「頑張れ! ニッポン!!」コールを決勝トーナメントでも叫びたいものですね!


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