まだまだ現役! R80世代のスーパーアーティスト

まだまだ現役! R80世代のスーパーアーティスト
KKBOX編集室
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最近、元気なお年寄りの活躍が気になります。東京から大分まで徒歩で向かっているスーパーボランティアの尾畠春夫さんは79歳!そして、南米大陸最高峰、アコンカグアの登頂に挑戦しましたがドクターストップで断念した冒険家の三浦雄一郎さんはなんと86歳!ひ孫がいる年齢なのに10代にも負けない体力と気力で、目標となるR80のシルバー世代は音楽の世界にもたくさん。近年頻繁に来日しているポール・マッカートニー(76歳)は、毎回3時間以上のライブで一度も水を飲まないんです。今回はそんなリスペクトしたい高齢ミュージシャンを紹介いたします。

トニー・ベネット(92歳)

出典元:Tony Bennett

1926年にニューヨークで生まれたポップス・シンガーのトニー・ベネットこそが、今なお現役の最高齢かもしれません。1962年に「想い出のサンフランシスコ」というヒット曲を出し、同じイタリア系アメリカ人のフランク・シナトラほどスター的な存在ではなかったものの、実力派として認められ続け、1994年にはMTVアンプラグドに登場。2006年に80歳の記念として発表した『デュエッツ:アメリカン・クラシック』では、バーブラ・ストライサンド、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、スティーヴィー・ワンダーほかスパースター達と共演し大ヒット。その後もデュエット・アルバムを出し続けています。この人が歌い続ける限り、ディランやポールも「まだまだイケる」とライブをやり続けるはずです。


クインシー・ジョーンズ(85歳)

出典元:GetCloser Concerts

1933年シカゴで生まれたクインシー・ジョーンズは来月3月に86歳。映像は昨年85歳を祝うライブでのものです。彼は歌手ではなくプロデューサー/アレンジャーなので、ステージ上では指揮をしています。アメリカの黒人ミュージシャン界最大のドンは、ハリー・ベラフォンテ(91歳)。オフィシャル映像がないので残念ながら割愛しますが、プロデューサーとしては最高齢であることは間違いありません。


ウィリー・ネルソン(85歳)

出典元:Farm Aid

1933年テキサス州アボット生まれの米カントリー界の大御所、ウィリー・ネルソン。「アウトロー・カントリー」と呼ばれた音楽スタイルは、保守的なカントリー界とフォーク/ロックの架け橋になった存在として知られています。この曲はペット・ショップ・ボーイズにもカバーされました。長年使っているギターにその年輪を感じます。クインシー、ディランと共に「We Are The World」に参加していますね。


ジョージ・クリントン(77歳)

出典元:ParliamentVEVO

2019年をもってライブは引退と宣言しているPファンクの創始者、ジョージ・クリントン。4月29と30日にビルボードライブ東京で来日公演があります。映像は昨年5月に公開されたものですが、どうですか、このファンキーさは!大好きか興味がないかはっきりわかれる分野ですが、どうぞお見逃しのないように。


ボブ・ディラン(77歳)

出典元:Bob Dylan

1941年ミネソタ州ダルース生まれのボブ・ディランは77歳。2016年にフォーク/ロック・アーティストとしては初となるノーベル文学賞を受賞し、今なお精力的にライブとアルバム制作を続けています。オフィシャルチャンネルがあるものの、案外ナルシストの彼らしく近年のライブ映像はアップされていませんでした。これは2012年のMV。現在公開中の映画『七つの会議』の主題歌には、グラミー賞を受賞したアルバム『Time Out Of Mind』の「Make You Feel My Love」が採用されています。


ザ・ローリング・ストーンズ

出典元:The Rolling Stones

チャーリー・ワッツが77歳、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが75歳、ロン・ウッドが71歳というスタジアム級のバンドとしてはぶっちぎりの最高齢。ミック・ジャガーには、2016年(当時73歳)に8人目の子どもが出来たという、もうどうにもリスペクトするしかないエネルギーの持ち主。3月15日より5月6日まで東京・五反田で「ザ・ローリング・ストーンズ展」を開催。本人たちは4月より全米ツアーを行う予定です。


ロイ・ヘインズ(93歳)

出典元:Fox5NY

今回、タイトルを「R80世代アーティスト」としているのでドラマーも1人紹介します。
1925年マサチューセッツ州ボストン生まれのジャズ・ドラマー、ロイ・ヘインズこそ最高齢かもしれません。チャーリー・パーカーのグループに参加し、マイルス・デイヴィス、チック・コリア、パット・メセニーとも共演。肉体的には一番ハードなドラムを今でも叩いているレジェンドです。


国内のR80世代アーティスト

残念ながら日本人の高齢シンガーの方々はオフィシャル動画を公開していないのでまとめて紹介します!

美輪明宏(83歳)

長崎県長崎市出身、マルチな才能で歌手としては主にシャンソンを歌っていますが、2015年の紅白歌合戦で「ヨイトマケの唄」を披露したのは記憶に新しいところです。

北島三郎(82歳)

北海道上磯郡出身の演歌歌手でシンガーソングライター。そして馬主でもあるサブちゃんは、卒業した紅白歌合戦に昨年末出演、今でもバリバリです!

加山雄三(81歳)

横浜市生まれ、茅ヶ崎育ちの加山さんはBS朝日のレギュラー番組「歌っていいだろう」で先日平井大と共演。ライブでは山下達郎が時々ゲスト出演したりと若いアーティストとの交流も盛んに活動しています。


70代後半から90代までのR80世代アーティスト特集、いかがでしたか? 歳で考えると皆さんのおじいちゃんよりも上かもしれない年齢ながら、今でもステージに立ってライブ活動をしているなんて本当に凄い!指を使うのは若さを保つ秘訣みたいなので、これからでも歌うか、楽器を演奏し続けるという人生に挑戦するのもいいのではないでしょうか。


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