チェック漏れ厳禁!!来日ラッシュが続く海外アーティスト

チェック漏れ厳禁!!来日ラッシュが続く海外アーティスト
山本雅美
山本雅美

今夏は『FUJI ROCK FESTIVAL'22』や『SUMMER SONIC 2022』といった大型フェスが、久しぶりに通常のスタイルで開催、多くの海外アーティストも来日し音楽ファンを喜ばせました。またフェスにとどまらず、ビリー・アイリッシュやレディー・ガガというセレブリティ・クラスのアーティストも単独来日公演を果たし、いよいよ海外アーティストたちのステージを楽しめる日々が戻ってきています。いや、戻ってきたどころか、堰を切ったように来日ラッシュの様相を呈しているのです。

ウィズコロナの状況は続きますが、トップクラスの海外アーティストたちの世界基準のパフォーマンスを見ることができるチャンスを、忘れずにチェックしておきたいものです。そこで今回の特集では、絶対にチケットをゲットしておくべきアーティストや、日本公演の発表が待ち望まれるアーティストたちを紹介していきます。

アヴリル・ラヴィーン

出典元:YouTube(CreativemanOfficial)
公演延期が続いていた中、日本のファンへのメッセージと共に公開されたサマソニ2014のパフォーマンス動画。

つい先日、THE FIRST TAKEで最新アルバム『Love Sux』から「Bite Me」を公開し、大きな話題となったアヴリル・ラヴィーン(以下 アヴリル)。2022年11月には実に8年ぶりとなる来日ツアーの開催が決定しています。当初2020年5月に来日公演を発表していたアヴリルですが、新型コロナウィルスの影響を受け2021年の1月に公演延期、さらにその来日公演も順延されていました。そんな2度の延期を経て開催される来日公演。東京会場と名古屋会場は振替開催ということで、ファンにとっては3年がかりとなる、まさに待望過ぎる来日公演と言えるでしょう。世界トータルセールス4,000万枚、カナダ出身の最強無敵のロック・プリンセスであるアヴリルは、17歳で発表したデビュー・アルバム『Let Go』(2002)から今年でデビュー20周年。そんなアニバーサリー・イヤーを大好きな日本で迎えることができ、きっとアヴリルも喜んでいるのではないでしょうか。

写真はリオ公演の様子。アヴリルのワールドツアーは2023年5月のロンドン公演@O2 Academy Brixtonまで続く。


♫公演情報(2022年10月7日時点)

「Avril Lavigne Love Sux Tour 2022 JAPAN」

  • 2022年11月7日(月) パシフィコ横浜 国立大ホール ※追加公演
  • 2022年11月9日(水) 東京ガーデンシアター ※振替公演
  • 2022年11月10日(木) 東京ガーデンシアター ※振替公演
  • 2022年11月12日(土) Aichi Sky Expo (愛知県国際展示場)Aホール ※再振替公演
  • 2022年11月14日(月) インテックス大阪 6号館

ブルーノ・マーズ

出典元:YouTube(Bruno Mars)

先月末に突然発表されたブルーノ・マーズ(以下 ブルーノ)の初のドーム・ツアー「Bruno Mars Japan Tour 2022」に驚いた人もたくさんいることでしょう。まさかのブルーノの来日公演が、京セラドーム大阪&東京ドームで各2DAYS公演が、この10月に行われるのです。こんなビッグスケールな規模にも関わらず、発表から公演まで僅か1ヶ月でやってのけようとするブルーノ、さすがです。日本公演は2018年4月以来4年半振りとなるので(大阪での公演は2014年以来8年ぶり)、こちらも本当に待望感がハンパありません。

この間のブルーノと言えば、ソロ活動を中断し、アンダーソン・パークとのスーパー・プロジェクトとなるSilk Sonicを結成。デビューアルバム『An Evening With Silk Sonic』が世界的な大ヒットとなり、今年の第64回グラミー賞では〈年間最優秀レコード〉と〈年間最優秀楽曲〉ほか、4部門でアワードを獲得するなどしています。Silk Sonicの大成功により、当分はソロとしてのブルーノを見る機会も無いのではと思っていたところで、この春、シドニーのアリアンツ・スタジアム公演が、2022年10月に開催されるという発表がされたのです。「ついでに日本に来てくれないかな」と思っていたところなので、まさかのサプライズ。「Just the Way You Are」や「24K Magic」などのブルーノのヒットナンバーはもちろん、願わくばSilk Sonicの「Leave The Door Open」を聴いてスウィートな気分にも浸りたいものです。そして、アンダーソン・パークがスペシャル・ゲストで登場してくれたら最高です。

チケットは10月11日(火)からオフィシャル2次先着先行スタート!

♫公演情報(2022年10月7日時点)

  • 2022年10月22日(土)&23日(日) 京セラドーム大阪
  • 2022年10月26日(水)&27日(木) 東京ドーム

ジャスティン・ビーバー

出典元:YouTube(Justin Bieber)
2022年9月に公開されたJustin Bieber X Free Fireの最新MV「Beautiful Love (Free Fire) 」。

2009年にリリースされたデビューEP『My World 2.0』の収録曲のすべてがBillboard Hot 100においてチャートインするなど快挙を成し遂げたジャスティン・ビーバー(以下ジャスティン)。2016年の第58回グラミー賞で「Where Are Ü Now- Skrillex and Diplo with Justin Bieber」が、自身としての初のグラミーとなる〈最優秀ダンス・レコーディング賞〉を受賞するなど、名実ともに“21世紀のキング・オブ・ポップ”と称されるアーティストです。

2022年2月からは全世界で106日に及ぶワールドツアー「Justice World Tour 2022」をスタートさせていた矢先、思いもよらない事実が今年の6月に発表されました。ジャスティンの顔面片側に、麻痺の症状が出るラムゼイ・ハント症候群であることを告白。北米ツアーの一部をキャンセルして治療に専念するという心配な知らせだったのです。その後、7月下旬にステージに復帰するのですが、やはり万全の体調ではないようで、来年3月までの公演をキャンセルすることを明らかにしています。しかし日本を含むアジアツアーは現状では予定通り開催されるとのことで、日本公演中止を覚悟していたファンはホッとしているのではないでしょうか。でも、ジャスティンには、健康を第一に考えてもらいたいものです。本当にこのまま日本公演が実現できたら、温かい拍手で包み込んであげましょう。

♫公演情報(2022年10月7日時点)

  • 2022年11月9日(水) バンテリンドーム ナゴヤ
  • 2022年11月12日(土)&13日(日) 京セラドーム大阪
  • 2022年11月16日(水)&17日(木) 東京ドーム

Maroon 5

出典元:YouTube(Maroon5VEVO)
2021年にアメリカのテレビ番組『トゥデイ』に出演した時のLIVE映像。番組では新作『ジョーディ』から3曲が披露された。

日本でも様々なテレビCMソングに起用されるなど、これまでに世界的規模のヒットをいくつも輩出し、全世界トータルセールスは1億1000万枚を記録しているスーパーバンド、マルーン5。最近のミュージックシーンではバンド形態のグループが、なかなかフロントラインに登場しにくくなっていますが、その中で彼らは20年間もバンドとしてその第一線を走り続けているのです。そんなマルーン5に対し、アメリカの音楽メディアでは“1960年代と1970年代はビートルズとローリング・ストーンズの時代。2000年代と2010年代にはマルーン5がいる”と評されています。そう、マルーン5はバンドという形にこだわり続け、常にアップデートさせているグループなのです。

2020年2月23日のメキシコシティのフォロ・ソルからスタート、全世界60都市68公演に及ぶワールドツアーは、パンデミックの中で幾つかの都市では公演が中止されましたが、いよいよ2022年12月10日のバンコクで終了。その直前で来日する日本公演。今回のワールドツアーの集大成を見ることができるはずです。

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2022年8月に開催されたユニバーサル・スタジオ・オーランドで行なわれたコンサート&パーティの模様。ウィズコロナの中で、こんなにステージと観客が一体になれることが羨ましい 。


♫公演情報(2022年10月7日時点)

  • 2022年12月3日(土) 東京ドーム ※追加公演
  • 2022年12月4日(日) 東京ドーム
  • 2022年12月6日(火) 京セラドーム大阪

The 1975

出典元:YouTube(The 1975)
2016年12月に行われたロンドンThe O2でのライブの模様。なんとほぼフル尺で公開されています。

『SUMMER SONIC 2022』のヘッドライナーとして完璧なステージを披露し、日本の音楽ファンを沸かせたThe 1975。この10月には待望のニューアルバム『外国語での言葉遊び』をリリースする中で、2016年以来となる単独来日公演が決定しました。The 1975は、若い世代の洋楽ファンやUKロック・ファンが一番注目してるグループと言えるかもしれません。イギリスのマンチェスターを拠点として活動を続ける彼らの魅力は “パンクでありながらまったく新しいポップ ”を提示してくれたこと。従来のUKロックサウンドをベースにしつつも、新しいサウンド・デザインを組み合わせ、ギター・ロック不況、バンド不振のUKシーンの中で着実に頭角を現しました。また日本人好みのエモさも兼ね備えているのもThe 1975の魅力なのです。

前回の単独来日公演は2016年1月の東京・EX THEATER ROPPONGIでした。そして6年の時を経て、彼らが立つステージはアリーナクラスの会場。赤坂BLITZやCLUB QUATTROクラスから追い続けてきた初期のファンにとっては、涙ものの来日公演になることでしょう。

出典元:YouTube(The 1975)
ニュー・シングル「All I Need To Hear」のMV。メロウでエモいサウンドが秋にぴったり!!現在、2次プレオーダー受付中(10月11日(火)18:00まで)!お見逃しなく!

♫公演情報(2022年10月7日時点)

  • 2023年4月26日(水) ぴあアリーナMM
  • 2023年4月27日(木) ぴあアリーナMM
  • 2023年4月29日(土) Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
  • 2023年4月30日(日) 大阪城ホール

2次プレオーダー受付中(10月11日(火)18:00まで)。

一般発売は10月26日(土)から。


そしてここからは、現在ワールドツアー中のアーティストたちをご紹介。

Red Hot Chili Peppers

出典元:YouTube(Red Hot Chili Peppers)
ニューヨークのアポロ・シアターで2022年9月13日に開催されたスペシャルライブ映像。

なんとっても大注目の筆頭はレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下 レッチリ)でしょう 。世界中のロックファンが待ち望む中で遂に活動を再開。しかも2009年に脱退し、レッチリの黄金時代を築いたギタリストのジョン・フルシアンテが復帰しての活動再開だけに、世界中のレッチリ・ファンは歓喜して盛り上がっています。

7月にStade de Franceで開催されたフランス公演の様子。マスクなしでの公演が羨ましい。


Coldplay

出典元:YouTube(Coldplay)

2022年3月に中米コスタリカ公演を皮切りに、アメリカ、ヨーロッパを経て、ワールドツアーを敢行してきたコールドプレイ。日本公演も期待されていましたが、残念ながらまだその発表はありません。しかしファンには朗報。2022年10月28日(金)19時からスタートするアルゼンチン・ブエノスアイレス公演の模様が、『Coldplay Music Of The Spheres Live Broadcast From Buenos Aires』として、 全世界でのライブビューイング開催が決定しました。

このツアーは、グラミー賞ノミネート監督ポール・ダグデールによるステージ演出で、ニューヨークタイムスなどでは「a night for the history books(歴史に残る夜だ。)」「the greatest show on Earth(過去に類をみない最高のライブ)」と評され、世界で540万枚のチケットセールスを記録しています。日本でも全国の映画館の大迫力のスクリーンで楽しめるので、是非チェックしておきましょう。

♫上映日時

2022年10月29日(土)17:30上映開始


ほかにも注目のアーティストたちが続々来日します。10月にはノラ・ジョーンズ、ゼブラヘッド、11月にはガンズ・アンド・ローゼズ、サラ・ブライトマン、ピクシーズ、KISS、2023年はビョーク、スーパーオーガニズム、メガデスなどなど目が離せない来日公演が続きます。チケットを取り忘れることのないようにに準備をしておきましょう。



山本雅美
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