洋楽ファン激怒? アデルと西野カナは同じ説!?
音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが先日、TBSラジオでアデルの『25』について語っていました。簡単に説明するとアデルの作品の歴史はダメ男に振り回されてきた「彼女の恋愛の記録」であり、その成長を全世界のリスナーが固唾を呑んで見守っているということ。いかがでしょう? これ、実は西野カナら日本のシンガーが愛されている理由と似ていませんか? そこで今回はそんなシンガーたちの世界共通の魅力、共感系楽曲をまとめて紹介したいと思います!
(YouTube: AdeleVEVO) 息子が産まれプライベートでは幸せの絶頂にいるアデルですが、『25』で何を歌うのか。世界中が注目していた中彼女が発表したのは、なんと元カレに「Hello」と呼びかけ、「When We Were Young(かつて、私たちが若かった頃)」と歌うものでした。このまさかのハラハラする展開に世界は震撼。欧米では昔の恋人に連絡取る人が続出したそうです。恐るべしアデル。
(YouTube: 西野カナ Official YouTube Channel) 一説によると、様々な人から恋愛エピソードを聞き、恋模様のリサーチに余念がないという西野カナ。そんな西野さんの「トリセツ」は、一聴すると結婚前の女性が贈る愛の手紙のようですが、男からすると、さだまさし「関白宣言」のように “私をこう扱え”と聴かされる気分になるという恐ろしい歌。女性は共感し男性は恐怖する……恐るべし西野カナ。
(YouTube: JustinBieberVEVO) さて、そんな「トリセツ」に対するアンサーとも言えるのが、ジャスティン・ビーバーの「What Do You Mean? 」かもしれません。セレーナ・ゴメスへの想いが歌われているという説もありますが、歌詞の内容は女性の言ってることと考えてることと、実際の要求が逆で意味が分からないというもの。男性の諸君、身に覚えがありませんか? そう、男女の溝は永遠なのです。
(YouTube: UNIVERSAL MUSIC JAPAN) 現役女子高生シンガーとして大注目。ネクストブレイクの筆頭として注目を集めている井上苑子は、年齢による共感エピソードのハンデをその妄想力で埋めているそう。以前は理想の男性を描いていたそうですが、もっと普通の男性をイメージして描いたら、ファンのリアクションが急激によくなったとのこと。若いのにその視線の鋭さには本当に脱帽。それこそが彼女の才能なのでしょう。
(YouTube: Victor Entertainment) 少しハスキーな歌声が耳をハッとさせるFUKIは、10月にメジャーデビューを果たしたシンガー。00年代の共感系J-POPのお手本となるような曲で、余白のある歌詞が良い感じです。ビーチカルチャーが好きなせいか、ややトレンディ・ドラマ感のある少し懐かしい感じが年配からも評価されそう。 いかがでしたでしょうか? こうしてみると、誰もが心当たりのある心情をいかに言葉に乗せるかが、洋楽邦楽問わず大ヒットへの道筋であることがよく分かります。是非あなたも共感する曲を探してみてはいかがでしょうか?