モトリー・クルー、最後のツアー!?

モトリー・クルー、最後のツアー!?
内田正樹
内田正樹

L.A.メタルの雄としていまだ日本でも根強い人気を誇るモトリー・クルー。何と今年1月の記者会見では「ツアー活動終了合意書」にバンド全員が署名をして、2015年を最後にライヴ活動の停止を宣言してしまった。そして7月2日から遂に「THE FINAL TOUR」がスタート。先頃公式ホームページにおいて、ツアーのプロモーション映像が解禁された。映像はスタートしたばかりであるツアーの模様を、新曲「All Bad Things Must End」のスタジオ・バージョンに乗せて、いち早くファンへ届けている。 「All Bad Things Must End」はシックス:エイ・エムでヴォーカルを務めるジェイムズ・マイケルがプロデュースした楽曲で、すでに今回のツアーでも披露されているようだが、リリースは未定の状態である。 80年代中頃のL.A.メタルのブームを牽引した、代表的バンドであるモトリー。最盛期には「セックス・ドラッグ・ロックンロール」を地で行くスキャンダルの数々を撒き散らし、バンド内でもベースのニッキー・シックスのニセモノ出現事件やドラッグトラブル、ドラムのトミー・リーとヴォーカルのヴィンス・ニールの脱退/出戻り騒ぎなど、多くの事件簿を更新し続けてきた。しかしその一方で、実はメタルの枠のみに捉われないアプローチによって、数々の名曲を生み出してきたバンドでもある。 2011年の来日公演ではトミー・リーがジェットコースタードラムを披露(※かつては回転ドラムキットでキッズの度肝を抜いた)していた。今回のツアー後も、解散は名言していないモトリー。いずれにせよ新作の正式なリリースと、額面通りなら“見納め”となるツアーの来日公演を期待したい。

内田正樹
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