Lyricist: 椎名林檎 Composer: 椎名林檎
もつと泽山(たくさん)逢いにゐらして下さい…
さう口走つた君。
仆は爱ほしく思ひ、大层动じたので、
前髪の成す造形に神経を夺はれて、
键(キイ)も持たず家を出たのです。
斯くして、丽しき君の许へ超へていく
想ひ、抑へました。
「今日は电车で!」壱度乗り换へた顷、
高まつていく时めきに
负けさうになつてゐることに气付き始めました。
真実は最初で最后なのです…
さう口走つた君。
仆は思ひ出しつつ、聡明な生き方を
鸟渡(ちょっと)真似たいと感じ飒爽と歩いては、
キツと厳しい表情(かほ)をしたのです。
君を笑はす为に、微笑むでゐやうと
思ひ、锻へました。
「扉(ドーア)の前にて!」若しも、此の部屋も无く、
连なつてゐる辉きが
まやかしであらうとも仆に恐れなどはないです。
君はひと足先に微笑むで、
幻视を与(あた)へました。
「こんな仆に!」徐(やを)ら、
见境も无く欲しくなる
まぼろしは孰(いづ)れ衰へても
仆には美しく见えます。
君だけに是を呗ひます。
Sheena Ringo