東京ディズニーランド〜お部屋で楽しむ最新テーマパークの魅力と音楽

東京ディズニーランド〜お部屋で楽しむ最新テーマパークの魅力と音楽
KKBOX編集室
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2020年、新エリア&新アトラクションがオープンしますます注目を集める東京ディズニーランド。しかしコロナ禍の中で、なかなかテーマパークに行くのが難しいという方もいることでしょう。そこで今回は、どこでもパークやアトラクションの雰囲気が楽しめる最新&定番のパーク・ミュージックを紹介していきます。


美女と野獣

出典元:YouTube(東京ディズニーリゾート公式/TokyoDisneyResortOfficial)


2020年9月、ファンタジーランドの中に遂にオープンした「美女と野獣エリア」。その名の通り1992年公開の映画『美女と野獣』をテーマとしたエリアで、主人公ベルやヴィランのガストンたちが暮らす街、そして野獣の城が再現されています。村の市場をモチーフにしたショップや、ガストンの出入りする酒場をイメージしたレストランなど、エリア丸ごとで『美女と野獣』の世界を味わえます。



エリアの目玉となるのは、野獣の城を魔法のカップに乗って探検するライド型アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」。ミュージカル映画をアトラクション化した「美女と野獣“魔法のものがたり”」で特に音楽は大事な役割を担っていて、「Be Our Guest(邦題:ひとりぼっちの晩餐会)」や、「Beauty and the Beast(美女と野獣)」といった名曲が、ゲストを物語の世界に連れて行ってくれます。


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このプレイリストで紹介するトラックは、ルミエールたちのおもてなしにウキウキする序盤から、ベルと野獣の心が通い合い奇跡を起こすエンディングまで、アトラクションを追体験できる1曲です。まだアトラクションを体験していない方にはネタバレ注意の曲ですが、魔法のような演出と、ディズニー映画に欠かせない作曲家=アラン・メンケンの名曲の融合に、つい目頭が熱くなってしまうこと間違いなしです。


ベイマックスのハッピーライド

「美女と野獣」エリアと同時期にオープンしたのが、映画『ベイマックス』のアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」。2014年公開の映画『ベイマックス』をテーマにしたアトラクションが登場したのは、世界6都市にあるディズニーパークの中でも東京が初! やはり映画の舞台が「サンフランソウキョウ」(サンフランシスコと東京を合わせた架空の都市)とあって、日本で展開するにはピッタリのアトラクションのようです。



「ベイマックスのハッピーライド」はケアロボットのベイマックスが操縦する乗り物に乗り、ぶんぶんと振り回される動きを楽しむアトラクションですが、こちらも音楽が大事な役割を果たしています。アトラクション内ではオリジナル曲がガンガンにかかっていて、キャストたちは曲に合わせてダンス!アトラクションの音楽は全部で6曲あって「一度乗るとあの曲が耳から離れなくなる」という声も多数。ノリノリなハッピーソングは、中毒性にご注意ください。



ディスニーランド 各テーマエリアの代表曲

ここからは各テーマエリアの代表曲を1曲ずつ紹介していきます。まずはパークエントランス~ワールドバザールエリア。



ディズニーランドに足を踏み入れたら必ず通るこの場所の名曲と言えば「ミッキーマウス・クラブ・マーチ」です。随所でBGMとして流れているだけでなく、サイクルピアノやマーチングバンドといったアトモスフィア(パーク内で生演奏を披露するエンターテイナーのこと)たちも、必ずと言っていいほどレパートリーに加えています。



オリジナルリリースは1955年で、初めて日本語版が制作されたのは1959年。日本語版の編曲を手掛けた音楽家・冨田勲は、後に東京ディズニーシーのエントランスで流れている「アクアスフィア・ミュージック」を作曲しています。


続いてトゥモロー・ランドの「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」からは、「帝国のマーチ」をご紹介しましょう。作曲は映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムス。あのイントロと主旋律だけで、帝国やダース・ベイダーの脅威と威圧感が伝わってくる名曲です。



しかし、アトラクションの中で「ダース・ベイダーのテーマ」を聴ける可能性は2分の1ということをご存知ですか?「スター・ツアーズ」はシーンごとに違う行先やストーリーパターンがランダムで組み合わされていて、ツアーが出発してすぐ帝国軍に捕まるシーンは「①ドロイドに捕まる」「②ダース・ベイダーに捕まる」の2パターンがあるのです。「帝国のマーチ」が流れるのは②の場合のみなので、遭遇できるかは運次第。次回パークを訪れた際はぜひお忘れなくチェックしてみてください。


トゥーンタウンにあるアトラクション「ロジャー・ラビットのカートゥーンスピン」は、全編がジャズで構成されています。ロジャーたちが活躍するのは1940年台のハリウッドなので、華やかなスウィングが愛され、やがて西海岸でもジャズ文化が発展し始める頃です。



映画『ロジャー・ラビット』のサウンドトラックも、ジャズのリズムをベースにした曲が多くなっています。作曲を担当したアラン・シルヴェストリといえば最近では映画『アベンジャーズ』シリーズでの仕事が有名ですが、ディズニーパーク好きにとっては東京ディズニーシーで以前上演されていたハーバーショー「レジェンド・オブ・ミシカ」の作曲家と言った方がピンとくるかもしれません。彼の仕事の、バリエーションの豊かさがよくわかるはずです。



クリッター・カントリーのアトラクション音楽と言えば、スプラッシュ・マウンテンの「ジッパー・ディー・ドゥー・ダー」(原題:Zip-a-Dee-Doo-Dah)。原曲は1946年公開のディズニー映画『南部の唄』に登場する曲で、オリジナル・バージョンはもっとテンポも遅く、ヴァイオリンや口笛をフィーチャーした曲でした。



アトラクションで使用されているバージョンは、主人公・うさぎどんの性格や「笑いの国」というテーマに合うよう、テンポをアップしバンジョーや合唱を加え、にぎやかで陽気なアレンジに変更されています。非常に多くのアーティストにカバーされている曲でもありますが、オリジナルが気になった人は「ディズニー・スタジオ・オーケストラ」版と聴き比べてみてはいかがでしょうか。


古き良きカントリー・ミュージックが聴けるアトラクションはもう一つあります。それはウエスタンランドにある「カントリー・ベア・シアター」です。しかもこのアトラクションは通常、夏/冬と季節によって3パターンの演目が入れ替わり、どの季節でも14曲ほどが楽しめるようになっています。



選曲はアトラクションのためのオリジナル曲「カントリー・ベア・ジャンボリー」を筆頭に、フォーク、カントリー、ブルーグラスといったアメリカのクラシックを網羅。季節によってエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」や映画『雨に唄えば』といった有名曲も引用されています。「カントリー・ベア・ジャンボリー」の軽快なリズムで、愉快なクマの楽団たちといっしょにビートを刻んでみてはいかがでしょう。



ファンタジーランドからは、ホーンテッド・マンションの「Grim Grinning Ghosts」をピックアップします。ゲストを乗せたドゥームバギーが呪われた屋敷を抜け、墓地にさしかかったところで聴こえてくる、あの不気味ながらも楽しげな曲です。音質からもかなり古い録音であることがわかりますがが、実際この曲が制作されたのは1969年頃。



米カリフォルニアのディズニーランドに第1号のホーンテッド・マンションが作られるにあたって録音されました。では、ゴーストたちは一体なんと歌っているのでしょう? その内容は、ホーンテッド・マンションに住む1000人目の亡霊にならないかという「勧誘」なのです。曲は楽しめても、亡霊たちの誘惑に乗らないようにご注意ください。



アドベンチャーランドにある「カリブの海賊」のアトラクション音楽は、ディズニーのパーク・ミュージックの中でも屈指の人気・知名度がある曲と言っていいと思います。この曲は正式には「ヨーホー(カリブの海賊)」(原題:Yo Ho (A Pirate's Life for Me))と言い、1967年に米カリフォルニアのディズニーランドに世界第1号の「カリブの海賊」がオープンするのに合わせて作られました。



楽曲を手掛けた作曲バディ・ベイカー/作詞X・アテンシオのコンビは、前出のホーンテッド・マンション「Grim Grinning Ghosts」も担当。X・アテンシオはホーンテッド・マンションとカリブの海賊のアトラクション・ストーリーも担当していて、この2曲はアトラクションの世界観をこの上なく表現しています。海賊たちの奔放な暮らしぶりが表現された詞にも注目です。

いかがでしたか?最近東京ディズニーランドに行けていない人も、最新&定番のパーク・ミュージックで気分も盛り上げていきましょう。


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