現在進行形の新しいMACOについてお聞きしました。

  • 邦楽
森朋之

“社会の風潮やプレッシャーに負けないで、自分らしく人生を歩んでほしい”というメッセージを込めたSONYMUSIC移籍第1弾シングル「タイムリミット」。MACOの新たな表現を切り開くとともに、幅広い層のリスナーの共感を集めている。3月の台湾、上海での公演に続き、11月16日に台北で行われるファッションイベント「ViViNight in Taipei」に出演するなどアジアでの活動も本格化。さらに初のアコースティックツアー「My AcousticTour 2019-2020」も決定し、ライブの幅も大きく広がっている。充実した活動が続いている彼女に、現在のモードについて聞いた。


新しい環境で作られた「タイムリミット」

KKBOX:まずは8月にリリースされた「タイムリミット」について。サウンド、歌詞を含めて、MACOさんの新たな表情が感じられる楽曲ですが、「これまでとは違ったアプローチをしたい」という気持ちもあったのでしょうか?

ありましたね。レーベル移籍第一弾ということもあって、みんなを驚かせたいなって。ジャズ・テイストのバンドサウンドもいままでのMACOにはなかったし、歌詞をコライト(山本加津彦と共作)したのも初めてだったんです。

出典元:YouTube(MACO_CHANNEL)

KKBOX:恋愛、結婚、仕事のことでいろいろと悩んでいる女性に対する、すごく率直なメッセージが込められていて。

そうなんです。友達と話していてそうだし、いろんなところで「タイムリミット」の歌詞に書いたような話題が聞こえてくるなって。婚活とかも盛んじゃないですか。そのことを否定するつもりはないし、婚活が楽しいって素晴らしいなと思うんだけど、迷っている子もたくさんいるんですよね。ファンのみなさんからも、恋愛というより、結婚とか仕事の悩みが増えてきたなって。「タイムリミット」には、そういうところで感じたことも入ってますね。

KKBOX:リスナーのみなさんの反応はどうでした?

曲が出来たときから、「早く聴いてほしい!」と思ってたんですけど、すごくフレッシュな反響がありました。「カッコいい曲」って言ってくれる人もたくさんいたし、「歌詞に支えられてます」という方も多くて。女性はもちろん、男性が聴いても勇気づけられるフレーズがあると思うし、いろんな人を支えられる応援歌になったのかなって。

KKBOX:MACOさん自身のやりたいことも少しずつ変化していきそうですね。

そう思います。新しく出会ったスタッフさんからの意見も新鮮だったし、メイクさん、スタイリストさんが提案してくれることで、新しい自分を発掘してもらえたというか。「タイムリミット」のジャケットもそうなんですよ。原色の服を着たことはあまりなかったので。


MACOが語るアジアのこと

KKBOX:アジアでの活動についても聞かせてください。3月には上海、台北でのワンマンライブが行われましたが、手ごたえはいかがでしたか?

上海も台北もそうなんですが、ライブをするたびに「めっちゃいい人たちだな」と思いますね。会える機会が限られているからこそ、ライブに来てくれるみなさんの熱量がすごく高いし、国境は関係ないんだなって。ぜんぜん恥ずかしがったりしないし、イントロから一緒に歌ってくれるんですよ。こっちも嬉しくなって、マイクを客席に向けることが増えちゃいますね(笑)。ファンミーティングでも日本語で話しかけてくれることが多いんですよ。

KKBOX:アジアではバラードが人気だとか。

そうですね。日本語で歌ってるんですが、気持ちをしっかり伝えるとすごく盛り上がるので。以前リリースした「My Acoustic」(バラードを中心に、アコースティック・バージョンを集めたミニアルバム)もすごく聴いてもらってるみたいです。台湾の歌手の方と共演させたもらったときも、やっぱりバラードを歌う方が多くて。ちょっと前のJ-POPのバラードを彷彿とさせるような曲もあって、素敵だなって思いました。「ViViNight in Taipei」でも、もちろんバラードを歌おうと思ってます。短い時間だけど、みなさんを巻き込めるようなライブをやりたいですね!

KKBOX:台湾や中国のファッションにも興味がある?

もちろん! ライブに来てくれる女の子もみんな超かわいいんですよ。日本では韓国メイクが定着してますけど、向こうは中国メイクが流行り始めていて。すごくキリッとしてて、かわいいんですよね。街並みも好きですね。私のYouTubeチャンネルに台湾や上海の街を歩いている映像をアップしたんですけど、どこを撮っても絵になるし、「なじんでる」というコメントもたくさんもらって。ごはんもすごく美味しいし、アジアのライブはいつも楽しいです。あと、日本を離れることで、「ちょっとだけ時間軸(時差)が違うんだな」って思いにふけることもあって。そういう時間も大事だなって思いますね。

KKBOX:今後の活動についても聞かせてください。2019年年末から2020年2月にかけて、初めてのアコースティックワンマンツアー「My Acoustic Tour 2019-2020」が全国11箇所で開催されます。

ふだんのツアーでもアコースティック・コーナーがあって、すごく好評だったんです。「MACOの声がすぐ近くで聴けて、もっと泣ける」「あの曲もアコースティック・バージョンで聴きたい」という声もたくさんもらってたし、アコースティックだけのツアーをやることにしました。機会があれば台北や上海でもやってみたいですね。

KKBOX:楽しみです! 新曲の制作も続いてますか?

はい! プリプロも続いているし、どんどん歌って、どんどん歌詞を書いてるので。最近、「歌詞を書くのは楽しいな」って改めて思って。何曲書いても、まだまだ歌いたいことがあるんですよね。もちろん、ラブソングが軸ですけどね。「歌のテーマって、それしかないよね」と思ってるし(笑)、ラブソングはずっと歌っていきたいです。



≪My Acoustic Tour 2019-2020≫

■2019年12月28日(土) 18:00/19:00 東京/日経ホール
■2020年1月13日(月祝) 17:00/18:00 兵庫/クラブ月世界
■2020年1月18日(土) 18:00/19:00 愛知/今池ガスホール
■2020年1月19日(日) 17:00/18:00 大阪/大阪ビジネスパーク円形ホール
■2020年1月25日(土) 18:00/19:00 三重/SUZUKA VOICE HALL
■2020年2月1日(土) 18:00/19:00 福岡/久留米シティプラザ 久留米座
■2020年2月6日(木) 18:00/19:00 北海道/ふきのとうホール
■2020年2月8日(土) 18:00/19:00 宮城/誰も知らない劇場
■2020年2月9日(日) 17:00/18:00 広島/ゲバントホール
■2020年2月11日(火祝) 17:00/18:00 京都/京都教育文化センター・ホール
■2020年2月22日(土) 18:00/19:00 東京/竹芝ニューピアホール

*チケット等の詳細はHPをご確認ください。

https://maco.futureartist.net


森朋之

音楽ライター/’00年頃からライター活動をスタート。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。個人的に好きなジャンルは、ストーンローゼズ、オアシス、プライマルスクリームなどのUKロック。

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