女子のリアルを歌う女性シンガーたち
恋愛、結婚、友達、仕事、生き方――女性のライフスタイル、そこで生まれる感情を楽曲に反映させることで、大きな共感を生み出してきた女性シンガーたち。時代とともに移り変わる“女子のリアル”を表現した名曲を紹介します。
2015年現在、“10代~20代の女子に支持されるシンガー”の代表とも言えるMACO。“この幸せがずっと続きますように”という願いを込めた「ふたりずっと」など、自らの恋愛経験をバランスよく反映させた歌詞とナチュラルな雰囲気のボーカルが彼女の魅力です。
(YouTube :西野カナ Official YouTube Channel)
本格的なR&B、ヒップホップを取り入れた音楽性で2004年にデビューした加藤ミリヤは、当初から10代女性の孤独、葛藤をリアルに描き出し、大きな反響を生み出しました。自らの生き方、姿勢、女性に対するメッセージをダイレクトに表現する歌詞は、まさに現代女性のバイブルと言えるでしょう。
(YouTube :加藤ミリヤ Official YouTube Channel)
1999年の1stアルバム『A Song for ××』が約150万枚のセールスを記録し、女子高生のカリスマと呼ばれた“あゆ”は現在も20~30代女性に大きな影響力を持っています。自らの悩みや苦しみを赤裸々に描いたリリック、ロック~ポップス~ダンスミュージックを自由に行き来するサウンドは、2000年代以降のJ-POPのモデルになっています。
(YouTube :ayu)
飾らない笑顔、サッパリと爽やかな性格、シンプルなファッションによって、80年代後半から一貫して女性の憧れの存在であり続ける今井美樹。そのスタイルは音楽活動にも反映されています。「PIECE OF MY WISH」「PRIDE」など女性の共感を呼び起こす楽曲には、時代を超えるエバーグリーンな魅力がたっぷり。
(YouTube :UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
1972年、シングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビューして以来、常に日本の女性のロールモデルを体現してきたユーミンこと松任谷由実。「やさしさに包まれたなら」(1974年)、「守ってあげたい」(1981年)、「真夏の夜の夢」(1993年)、「ついてゆくわ」(2005年)など、時代とともに移り変わる女性の理想像、願望、欲望をセンスよく描き出す楽曲は、幅広い年齢層のリスナーに支持され続けています。
(YouTube :松任谷由実) 女子人気の高いアーティストのいちばんの条件は、やはり共感を集める歌詞。いろんなことが起こる日々のなかで、“この歌、すごくわかる”という気持ちを高めてくれる女性シンガーの楽曲は、きっと大きな力になってくれるはず!