Song

月夜姫 -KaGuYa- (feat. がくっぽいど)

Preview Full Track

Lyricist: 真雪     Composer: As'257G



月影満ちて行く夜は 密やかな水面に姿を
映すのこ身に鮮やかな 紅色の血潮

ゆらゆらと揺らめく炎の陰に
照らされる白き肌は透明な
朱色の剣の影美しく 狂おしく瞳を奪いゆく

謡えよ月影満ちて行く夜に
万華鏡の迷路に迷う
艶やかにに色めく肢体抱き寄せ惑わせ
奏でよ壊れた幻想の果てに夢現の梯子を昇り
彩られた華の世界偽りの身体

月影満ちて行く夜に氷結の恋の歌を謡え
凍てつくような冷たさを瞼に灯して

瑠璃色の空見上げる星座に
硝子の小鳥たちの羽根が 舞う
熔けてゆく飴のような色合いの
精神さえ藍色を湛える

躍れよ月影満ちて行く夜に
幼子はかくも堕ちていく
足枷の痛みを忘れ恍惚と酔うよ
認めよその業の深さを忘れ廻るは罪人達の群れ
その殻の重さを以て清めよその命を

狂いゆく景色さえももう見えず
歪みゆく拍子さえも儚げに
弦歌く死人達は遠くへと魂共を連れ去ろうとする

忘れよ月影満ちて行く夜は封じられし獣が踊る
木々の影は風に嗤い囁き続ける
祈れよ星空より堕りてくる姫は
白磁の貌に疵を受けて
未だ穢れの無い理想を恋い焦がれながら

目覚めよ月影満ちて行く 夜に赫き神は裁きを下す
青白き肉体はまるで誘うように跳ね
消えゆく月の影は一夜限り
その蒼さを雲に隠さず
今宵こそは裁きの時君と乱れよう