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Song for S

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終わりの鐘が響いて
伸ばされた小さな手を
冷たい僕の両鐘が
ただ、静かに見ていた

止まない君の涙が
凍てついた僕を鈍らせる
溶かされてしまう前に
嘘を並べて、切り捨てた

【君が求める僕】じゃ 君のことを、守れない
すべてを【嘘】で包んで
振り返らないと誓ったのに⋯⋯

心のままに その手を取り
君を抱きしめれば良かった?
【閉ざされた僕】が
瞼の裏に涙を降らせる

君の為に⋯⋯? 誰の、為に⋯⋯?
何かの為に……と、偽って逃げ惑う心が
君に知られる前に、裁いて⋯⋯

君を守る為にと
君のことを、傷つけて⋯⋯
凍てついたはずの心がじわり、溶け出し
傷跡を 抉っていく

心のままに その手を取り
ただ君を抱きしめたかった
【溶け出した僕】が
瞼の裏で涙を降らせる
君の為に⋯⋯誰の、為に⋯⋯
僕の為に、重れた【嘘】は
【閉ざされた僕】ごと
すべて終わらせるから、許して⋯⋯

心のままに、 その手を取り
君が望む終わりを見せて⋯⋯
裁かれた罪は
雷鳴に散って、涙に流れた

最期にただ、君に願う
涙の跡に虹を見つけて⋯⋯
寂しがりな君が
二度と迷わぬような光を、辿って⋯⋯