The storyteller

長い夢を創る君へ

傾きかけた秤を
もう一度確かめていこう
今消しかけた言葉も
いつか誰かの灯りに

分かってるさ 皆が望む
ハッピーエンドだけじゃないって

「それでも」

綴れ折る世界はきっと誰の物でもない
そこで咲く君だけの物語でありたい

そう願うから

暖かな涙呼ぶ悲劇を
誰もが笑いあえる喜劇を
道筋はひとつじゃない
俺の指が誘う方へ 誘う方へ
まだ期待したい 自分だけのセンス
拍手のあとの盛大な余白を 感じたい
覚めない 今も

予定調和がないなら
誰も落ち着けないでしょう
きっと誰もがどこかで
宿り木を探してる

繋ぐ言葉探せ意味を
欠片は日々の中に

「これだ！」

心を揺らす方法はきっと
当たり前の中に隠されてるんだ
俺から近づくから一歩ずつでも

奇想天外な結末じゃない
そこに君の希望があるなら
恐れずに削り出せ
俺なりの方法論が未完だって
言い訳はしない もう拙くない
何度でも問いかけ続けるんだ
「お前は、何を伝える？」

欲張り者で構わない
追い求めることに意味があるんだとか
甘えたりもしない

秤が今ちょうど真ん中を示しだす
信じるよ 俺が綴ってきた物語

暖かな涙呼ぶ悲劇を
誰もが笑いあえる喜劇を
道筋はひとつじゃない
俺の指が誘う方へ 誘う方へ
まだ期待したい 自分だけのセンス
拍手のあとの盛大な余白を感じたい
覚めない 今も
それが全てだ

長い夢を創る君へ
続けようか