絶望だよ

Lyricist: 大津あきら     Composer: 浜圭介

勝手に好きになっといて悪いけど
あんたからっきし男じゃないね
いつでも見かけの優しさに
花束飾りつけ生きてる

愛した夜は本気だったけど
少年のような夢はなかった
目元がおしゃれで
男の汗を ああ感じない

涙が独りで泣いている
あんたなしじゃつらい陽が昇るけど

絶望だよ サヨナラさえ
言わぬ背中がずるいよ
絶望だよ 恋の糸を女に切らす
あんた… アバヨ…

背中を丸めてあんたを待っていた
この部屋とも又 おさらばしなきゃ
ひとりにされたら 想い出に
涙がしみこんでゆくだけ

あんたが嘘を並べたてる夜は
熱帯夜に雪が積もるわ
“結婚しようよ”なんて気やすく
ああ言わないで

甘えちゃう癖が気がかり
ヨリを戻せば駄目な女になる

絶望だよ 微笑いかける
その自惚れがきらいよ
絶望だよ 胸の奥はあんたしかない
だけど… アバヨ…

絶望だよ サヨナラさえ
言わぬ背中がずるいよ
絶望だよ 恋の糸を女に切らす
あんた… アバヨ…